今日は京都府の中学校でした。
昨日北海道の新千歳空港に飛び、千歳市で一晩過ごして朝一番の神戸便で関西に降り立ちました。計画は見事成功して無事その中学校に12時過ぎに着き、14時からのステージは余裕でできました。
今年は台風の当たり年のようで、8月末の福岡県小郡市のステージも延期となりました(でも2月にちゃんと入りました)。これ以上台風の影響を受けるわけには行かぬと、画策すると北海道に一旦渡って関西へ「V」字型で飛ぶということも考えつきます。
今日の中学校では3年生の一部が騒いでいました。
そんなことはよくあることです。今日もPP法を使いました。それはPeople's Power法(=人民の力・法)。その一部の生徒さんに対して壇上からしかったりするのではなく、他の「ちゃんと聴きたい」9割以上の生徒さん達の力を借りる方法です。だって、壇上の公演者が壇上から「静かにしろ!」なんて怒鳴っても、そんなのぜんぜん意味ありません。「地球のステージ」は一方通行の公演ではなく「ワークショップ」です。そんな一部の騒いでいる生徒さんに出逢えば、彼らが一番気にしている「同級生」たちの「オレたちは真面目に聴きたい!」という意思表示を受けることが一番ショックなはず。だから、そんなみんなの「オレたちは真面目に聴く!」という意思表示をしてもらうためにPP法を用いるのです。
きょうもちゃんとうまくいって、最後にはみんな静か~に聴いてくれていました。
ステージが終わって校長先生がおっしゃいました。
「いや~、今日のは良かったな~。あれこそ学びの場だった。通り一遍の公演ではなく、この「地球のステージ」は何か子どもたちの心にストレートで本物を伝える、そういうものだと思っていたけれど、今日はまさにそんなないようになりましたね!」
校長先生は学校の問題を良く把握されており、それを何とかしたいと願っていらっしゃる方なのです。
「いま、この地域の中学生がきちんと学ばなければならないのは、ちゃんとした“人権意識”です。それは難しいことではない、他人を思いやるという気持ちそのものです。ともすれば私たち教師は日々の忙しさに紛れて、この重要なことを伝え損ねている。しかし今日のステージでそれが伝わったと思う。何より我が学校の先生たちが一番考えさせられたと思います。それは“やはり人権意識は大切な教育の重点項目。今のうちにきちんと学んでおかないと、いじめがひろがり、学校が戦争状態になっていく”ということです。
期待以上の成果をありがとうございました!」
この校長先生のお気持ちに応えるためであれば、V字型飛行であれ、暴風雨であれ強風であれ、ものともせずに駆けつけます。本当に行けて良かった~。
中学生はまさに「生き物」。日々いろんな問題を起こしてくれます。でもそれは必ず何か「理由」があってのこと。その理由をみんなで考え、どうしたら改善するかを模索するのが「学校」という場所なんだと校長先生に教えてもらいました。
また来年、呼んで頂けると嬉しいです。1年でどんなふうに変わったのか、是非見せてください!
桑山紀彦
無事に行けたんですね。良かったです。
地球のステージはワークショップ!桑山さんはやはり精神科医なのですね。
いろんな問題を抱えて大変な思いをしている学校へ是非、ステージを届けたいですね。
先生まで反省させられた~まさに相乗効果~これぞ「地球のステージ」の狙いではないでしょうか。
気が付かれた校長先生もさすがですね。
今日の公演ありがとうございました
今日の公演でとても感動しました
またぜひ公演を聞きたいです
by京都府の中学女子