「閖上の記憶」増築記念式典

8月11日、月命日のこの日、私たちの「閖上の記憶」は増築が完了し。記念式典を行いました。

 50名を超える皆様が集まり、小さなプレハブは一杯になりました。
 まずは、スタッフ紹介からです。
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 今、この施設には常駐スタッフとしての「閖上の番人」。そして「語り部」それから「閖上の案内人」。そして津波の遺構を残す「記憶の学芸員」という4つの職種が働いています。そして事務方として我が「地球のステージ」の林由美と、今回新しくフルタイムで働くこととなった大沼さんが加わり、大所帯になりました。
 そして、今回新しく桑山が制作した「記憶の足跡」という18分もののビデオの上映です。このスペースでフルハイビジョン&150インチの画面そして5.1chサラウンドシステムの音は迫力があります。
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 迫力と臨場感がありすぎて、辛い思いをされた方もいらっしゃったと思います。でも、この増築部分は「視聴覚ルーム」として機能するので、どちらかというと、慰霊碑の社務所の部分とは切り離して「全国からいらっしゃった皆様へ」という導きが適切かと思いました。
 福井市にある「シアターハウス」さんから機材を調達し、すべて手作りで設置しました。やろうと思えばできます。
 そして仙台フィルから弦楽4重奏が演奏。
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 「ずっとここに来たかった」というバイオリニストのお言葉が嬉しかったですね。
 最後は「花は咲く」をみんなで合唱しました。館長の小斎さんが泣いていらっしゃいました。
 続いて遺族会会長の丹野さんの「語り」何度聞いても泣けてきますが、今回も本当に泣きました。こんなに心からきちんと伝える人を見たことがありません。大切な「命のメッセージ」を下さいました。
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 見事です、丹野さん。
 だからお返しに映画「ふしぎな石」の丹野さんのシーンを先行上映させて頂きました。このシーンを含めての試写会は9月1日、仙台市なので是非みなさんこの「防災の日」にこの新作映画をご覧下さい。
桑山紀彦

「閖上の記憶」増築記念式典」への1件のフィードバック

  1. 閖上の記憶増築完成おめでとうございます!尋常でない気候のなか皆様の健康を祈っております。このブログを読ませていただきいつも感じるのは「信じて強く願うなら夢は叶うもの」です。強い力をまたいただきました。また明日も暑いけどファイトと生きていきます。

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