西塔大海(もとみ)くん

その中学生は、きれいな瞳を輝かせて、懇親会の席にいました。

 まだ中学校3年生だというのに、その大人びた風貌、語り口調の賢さは、誰もが「ただ者ではない」と思わせるに十分なものでした。
 今から14年前、山形県中山町の中学校で開かれた「地球のステージ」。彼はそのステージにえらく感動してくれて、それから長い付き合いが始まりました。お母さんも同時に会員となり、要所要所でいつもステージ運営を手伝ってくれていました。
 彼の名前は西塔大海(もとみ)君と言います。ナイスガイです。
 高校は山形県随一の進学校に進んだのですが、あまりに感受性が高く、そして賢いため、なかなか苦労しました。本当に蛇行する道をあっちにぶつかり、こっちにぶつかり、みていてはらはらしていましたが、その瞳の奥にある純粋さと正義感は、全く揺らぐことのない輝きを持っていました。
 大学に進み、留学して、その後東大の大学院に進みましたが、2011年3月11日が来てしまいました。
 あの正義感であれば、ただ何もしないでいるはずがありませんでしたが、我が名取には連絡なく、どうしているかなと思っていました。
 そして昨日、久しぶりにメールが来たのです。
大変ご無沙汰しております。
山形の西塔大海(さいとうもとみ)です。
先生と地球のステージに初めて出会ってから14年が立ちました!
5月25日に北九州で総会があるとお聞きし、
ご挨拶にうかがえればと思い、突然メールさせていただきました。
桑山先生にお会いしていない、この3年ほどでいろいろありまして・・・・
先日、結婚いたしました!!!
そのご報告にうかがえればと思います。
以下、蛇足ですが・・・
現在は北九州から車で50分ほどの上毛町に住んでいます。
東日本大震災の直後から大学院を休学して、宮城県の気仙沼に入り、
大規模避難所の運営や、(社)気仙沼復興協会の立ち上げ・事務局長として
復興のお手伝いをしていました。
( 気仙沼復興協会: http://kra-fucco.com/ )
東京に戻り、東京大学大学院(自然エネルギー)を修了。
この春に結婚し、福岡の中山間地域の小さな町に移住して参りました。
今は、妻と柴犬(http://www.facebook.com/#!/shibainusontyo)とともに、
瀬戸内海を見下ろす山の上に住んでおります。
長くなりました。
お逢いできることを本当に楽しみにしております。
さて、北九州の総会では、こんな出逢いもできるんですね。
桑山紀彦

西塔大海(もとみ)くん」への2件のフィードバック

  1. はじめまして、八幡西区の西村と申します。
    東大での自然エネルギーが専門との事で、下記の質問が有りますので、御回答頂ければ幸いです。
    1.NHKでやってた、トドマツ~の製油技術・海外への輸出、この松の国内に於ける資源は、どれ位有るのでしょうか?軽油・LPG・アルコールなどの資源に変われる程の、生産量が少なくとも将来的に有るのでしょうか?
    (窒素化合物が出ないのは素晴らしことですね!!)
    2. 私は、世界で一番清らかな水があり、鉄鋼・化学・電気の要素技術でも、世界有数(殆どが世界一)であるので、政治家が変な考えを持たなければ、TPPに関係ない、農林・水産立国に成れるし、成れなければ、自国の技術力を否定する事だと思ってます。
     地熱・潮力・風力・太陽光などは、もはや如何にコストダウンするかだけの資源だと思ってます。
    以上、簡単ですが、今後とも宜しく願います。

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