木曜日チーム

木曜日チームは、先週の「子ども会議」で、なんと演劇を持続することを選びました。

 僕たちは無理をしないでラジオドラマにしよう、と説得を試みたのですが、彼らは
「ここまでやってきたんだ。演劇でがんばりたい!」
 と結論を出しました。しかしその際の条件は、
「来週(今日)までにセリフをすべて覚えてくること」
 だったのです。
 果たしてみんなはどうだったでしょうか。
2:27-3.jpg
 結論からいえば、みんながんばって成し遂げようとしてきたのです。
 特にがんばったのはリーダー格の里咲さんでした。彼女は、一生懸命みんなを説得し、
「がんばって演劇やろうよ」
 と言い続けてきました。
2:27-4.jpg
(里咲さんと)
 第1幕~第3幕はほぼ完璧にセリフは覚えており、これはいけると思いました。
 第4幕~8幕は、短めの展開なのでセリフの暗記は6割でしたが、でもその「頭」の部分をこっちが小声で伝えると、ちゃんと全文出てきます。
 つまりセリフは覚えているけれど、誰のあとにいったらいいか、その「順番」がまだ頭に入っていないのです。
 演劇が大変なのは、自分のセリフを覚えることと同時に、「誰の次にセリフを言うか」も覚えなければなりません。だから大変なのです。
2:27-1.jpg
(男子は、幕間に必死にセリフを確認します)
 大変なのはおばけ役の冬馬君です。セリフが多い、情緒的なセリフが多いので言い回しが難しいのです。でもまず関門だった第3幕はきちんと覚えてきてくれていました。大きなやる気を感じます。
 第9幕はエンディングとクライマックスですが、完璧ではなくてもきっかけさえつかんだらちゃんとすべてのセリフが言えます。
2:27-2.jpg
(向かって右端が冬馬君)
 よくやりました。みんなとってもがんばっています。
 
 こうして唯一の演劇チームは日々セリフと格闘しています。
桑山紀彦
 

木曜日チーム」への4件のフィードバック

  1. セリフを覚えるって、大変ですよね。
    以前犬の役をしたときに、たった「わんわん」というセリフなのに本番で、タイミングを外した経験があります。 
    今日は、茨城の高校の卒業式でした。
    そして息子の母校は、卒業式後に閉校式を行い、27年の幕を閉じました。
    これまで閉校行事として、地球のステージを3年間行ってきました。
    今年は残念ながら、予算の関係で行えませんでしたが、校長先生が卒業式の式辞の中で、「困難の中でも、前向きに生きる世界の人々を身近に感じられた地球のステージ・・・」といったコメントを話してくださいました。
    うれしかったぁ~。

  2. 学芸会でセリフをもらえたうれしさを思い出しました。
    きっと、子供たちは喜んでセリフを覚えようとしていることでしょう・・・。
    楽しむことで、また一つ心が晴れるでしょう。
    ガンバレ主役たち。

コメントを残す

あなたのメールアドレスは公開されません。必須項目には印がついています *