1ヶ月半ぶりの公演

今日は11年目の東京都立三田高等学校での公演でした。

前回が3月中旬の都立青梅国際高等学校の公演だったので、実に1ヶ月半も間が開いてしまいました。4月は常に公演が少ない月ですが、三田高校は新入学の1年生の皆さんにあえてこの時期、4月下旬に公演を体験してもらうスケジュールでずっと続いています。それは先生曰く、

「この時期に世界に触れることでそれからの3年間が大きく変わってくる。日々の高校生活にも、その後の進路にもいい影響が出てくる。」

その期待に応えるべく、久しぶりに歌わせて頂きました。

公演させていただける幸せをかみしめ、幾度もこみ上げてくるものを感じました。

聴く姿勢、拍手、空気感、雰囲気づくり、すべてに優しさと思いやりで臨む三田高校生。ステージがない分、頑張って不登校の高校生をたくさん診てきたこの1ヶ月半を振りかえると、やっぱり学校に戻してあげたいと思います。

外来では「無理して学校に戻らなくてもいい」といいますが、こんな素敵な高校生を見ていると、「やっぱり学校でないと得られないものが確実にある」と思います。来週からの外来にも勇気と方向性をもらえるとても有意義な公演となりました。

質疑応答も硬軟織り交ぜて素晴らしいし、その後の交流会も大いに盛り上がりました。

挨拶に立ってくれた男子高校生が、

「実は僕はこの高校に入る前から三田高校が「地球のステージ」を呼んでいることを知っていました。この人に会ってみたい、「地球のステージ」を見たい、そんな思いも僕がこの高校を選んだ理由の一つなんです。」

嬉しかったですね。

最近はこうして東京都立高校が増えてきました。こうしてまずは地元の首都圏が増えていくこともまた重要な展開だと思っています。

偉大なり三田高校!

桑山紀彦

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