岐阜県大野町のステージ

今日はよく晴れた中部地方、岐阜県は西濃地域の大野町にやってきました。

 この時期の大野町一帯はよく熟れた柿でいっぱい。まさに「柿だらけ」という感じ。でも大垣の「かき」は「柿」ではありません。「垣根」ですからね。でもきっと
「柿がたくさん採れるから“ガキ”でいいのかなあ。」
 と思いました。
 さて、今日は大野町立東小学校の創立30周年記念公演で呼ばれました。
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 子どもたちは1年生から6年生までの全学年参加でしたが、1,2年生もよくついてきました。1,2年生は本当の「素」ですから、キリン、象、オーロラ、ゴミの山、銃痕でそれぞれに驚き、お互いが話し合います。一瞬「騒がしい?」と思うけど、違います。
 低学年の子どもたちは常に話し合いながら進んでいくのです。だから、この話し声を勘違いして「しゃべっている」としては間違いを起こします。
 実に素直に聴くこの岐阜県の小学生を見ていると、やはり大切なのは家庭力、地域力、学校力の「三力」だと思います。家庭の中でのしつけ、規則、民主主義。地域の中での見守り、きちんと他人の子どもに注意する気持ち、よかったときに他人の子どもでもほめる姿勢。そしてそれを統合的に心と身体に組み込むシステム化の場所としての学校の存在。この3つのチカラがうまく働けば、子どもたちは安心し、いじめや傷つきがなくなり、学力が上がって、スポ小も、部活動も強くなるのだと思います。
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 そんな3つのチカラのコラボレーションを見た思いになったのがこの大野町であり、そして僕にとっての「西濃」です。
 今日も大垣日大や大垣北高校の保護者の皆さん、先日の池田町での公演を見た方が集っていらっしゃいました。そうして、同じ地域同士が交流して情報交換をし合っているところに、チカラを感じます。
 これからも岐阜県が元気で、そして「地球のステージ」とのたくさんの接点ができますように!
桑山紀彦

岐阜県大野町のステージ」への10件のフィードバック

  1. お疲れ様です。最近、中部でのステージが頻繁ですね。小学校低学年の子供たちも、中学生や高校生、老若男女、共有できる地球のステージって、すごい。去年、八王子でのステージ、下は三歳、上は75歳だったなぁって思い出しました。
    明日はお医者様の日ですね。私が言うのもなんですが、しっかりやって下さい。

  2. 桑山さん、ありがとうございます。
    「今日は親父の命日」のコメントに入れさせていただきましたが、
    この地区での 自主公演開催を考えていますので、よろしくお願いします。

  3. 今日も岐阜でのステージでしたね。(あっ!もう昨日だ)
    ホームページの今後の予定を見ると真っ先に岐阜でのステージがあるか確認して、見つけると嬉しくなります。
    自分が行けるわけではなくても、誰かが感動していると思うだけで良かったと思うのです。
    昨日、笠松には南三陸町からお客さまがありました。
    お母さんと中学生の娘さんが震災の辛かった頃のことを一生懸命話してくださいました。
    遠い笠松にまで出向き、語ってくださったことに感謝しています。
    笠松と宮城県、何か縁がありますね。

  4. 追伸
    はなえみさん、頑張ってください!
    笠松も来年もまた桑山さんに来ていただけるよう、頑張りますので!

  5. 逸ママさん、応援ありがとうございます!!
    とても 心強いです!!!
    地球のステージを通して 多くの方と繋がっていけるのも嬉しいです…

  6. 家庭力、地域力、学校力の「三力」が苦しくなっています。
    かつて家庭と地域に学校が支えられていました。今はその家庭の教育力と地域の教育力が低下し、そのぶん、学校の負担が増えてます。
    学校もがんばってますが、はやく家庭と地域の教育力が回復してもらいたいものです。

  7. 熱き高校教師、山藤(さんとう)さんのおっしゃるとおり、学校の負担がどんどん増えて先生たちが疲れていることが、たった2時間のステージで触れるだけでも感じられます。学校は3つのチカラの一つだから33%のはずなのに、見ていると子どもの教育(というよりも”しつけ”?)の7割近くを求められているような感じがしてなりません。現場の学校の先生方には、いつもいつも応援のエールを送りますが、これをなんとか早く改善していかないと先生たちが倒れてしまうように思えてなりません。先生方、どう思っておらっしゃるかな・・・。

  8. 三力の備わった学校でのステージ、良かったですね。
    未来のために私達ができることをしっかりやらないといけませんね。
    地球のステージ公演も子どもたちの未来に大きく貢献していますよね。

  9. いつの間にか一等・二等のなくなった運動会、それが当たり前である~という教育環境の時代に育った大人が行う家庭教育。自己中心的な考えの人間が増えている気がしてなりません。
    三つの力が正しく育まれる社会作りを円滑にする四つ目の力も必要だと思います。
    三つが揃うと地球のステージの理解者がたくさん増えることでしょう。

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