7年前の10月31日、親父は天に昇っていきました。
そんな大切な日の今日、ついに今年も大垣北高等学校のステージがやってきました。我が母校、岐阜県立斐太高等学校よりも母校のように愛着を感じる大垣北高校のステージは毎年の僕のエネルギー源です。
なぜか・・・。
それは、1000人近い生徒さんのつくり出すその空気の澄みです。
高校生といえば、人生で最も忙しく、悩み、苦しみ、自信を失い、自分を見失いそうになる、そんな時期ではないでしょうか。少なくとも僕はそうでした。そんな多感で多難な時期に、こんなに澄んだ空間を創り出す大垣北高生とは一体どんな存在なのか。それは賢くも心に豊かなものを持つ生徒だからなのだと思います。それがまた我が岐阜県の子どもたちだから嬉しいものです。
今日は、5番の演目。もう5年目です。だから親父のことを語る「命をたどる旅路篇」があります。こんな偶然があるのでしょうか。親父の命日に、親父のことを語り、あの「この指とまれ」のビデオを流させてもらって、しかも大好きな大垣北高校でそれができるなんて。7年目にして親父が天国から仕組んでくれたものかもしれないと感謝しました。
そして期待通り北高生は澄み切った空間を創ってくれて、やっぱりそれに影響され、桑山は泣きました。ありがとう。親父にまた近づけた気がする。それは北高生、みんなのおかげです。
そして今日も座談会がありました。80人近い生徒さんが集まってくれて、ステージのこと、世界のこと、進路のこと、そして自分のことを語り合いました。
「私は母の病気をきっかけに医者になろうと思ってきました。でもそんな動機でいいのか疑問だったし、自分が本当に医者という仕事に合っているのかわからないんです。」
という3年生女子。
「それでいい。自分に妙な自信があって、“オレはぜったいに医者しかないんです”なんてやつに限って間違いを起こす。自分に疑問を持ち、“本当にこれで良いのかな?”という気持ちを抱えている人こそ、医者にふさわしいと思うよ。」
僕なりの見解です。
「自分は、本当は人と関わりたいのに、実際に人と関わると自分がどう思われるか気になってうまくしゃべれなかったり、本当は人が苦手なのかもしれないんです。どうやったら私は強くなれるんでしょうか。」
という3年生女子。
「自分の弱いところ、だめだと思うところを、素直に相手に伝えていこう。“私本当は話すの苦手なんです。でもそれでもやっぱりあなたと話したくて、こうしてやってきました”そんな自己紹介でいこう。気負わず、ありのままで、自分の弱いところをちゃんと自覚して進めば、いつの間にか克服するきっかけを得るものだと思うよ。」
自分がそうであったことを思い出しながら、コメントさせてもらいました。
それにしても僕がいつも感動するのはこの大垣北高校の先生たちの優しいまなざし。
「この子たちがちゃんと夢を叶えられますように。この子たちが高校に誇りを持ちながら、きちんと自分自身も見つめられていけますように。」
と願っています。だから座談会の時に目頭を押さえる先生がたくさんいらっしゃいます。心から生徒たちを応援している先生たち。でも先生としてできることにも限りがあることもまた知っていらっしゃる。そのまっすぐで素直な教師としてのご姿勢にまた感動していました。
そのまなざしは、北は札幌の田辺先生、細田先生、青森の南澤先生、川村先生、鳥谷部先生、岡村先生、仙台の佐々木先生、富山の倉田先生、奈良の落葉先生、島根の山藤先生という全国の高校教師の熱いまなざしそのものです(ちなみに岐阜県の熱い高校教師は割愛させて頂きました。)
そんなまなざしに見守られて高校生は成長していきます。
熱き高校教師と高校生に幸多からんことを!
桑山紀彦
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「届け!心のメッセージ」
地球のステージの年間200回を越える公演に走り回ることが出来ているのは、全国からご支持していただいている皆様の公演依頼に加えて、その地の利の良さも重要な要素の1つでしょう。車両では30分ほどで東北新幹線JR仙台駅へ、又、わずか10分弱で仙台空港へ到着出来ます。
その空の玄関口「仙台空港」では本日、山形県立山形南高等学校書道部の作品が飾られました。
山形南高校では昨年度から生徒たちが被災地支援ボランティア活動を勢力的に行ない、自分たちが楽しみたいはずの文化祭でも、募金活動、メッセージフラッグ制作、活動写真パネル展、被災消防車の展示会、などを通して被災地へ様々な形で想いを寄せ続けてくれています。
「書道パフォーマンス風景」
そして今年度の文化祭「南高祭2012」においてもやってくれました!
書道部員(通称:書道BOYS)たちによる「被災地復興支援書道パフォーマンス」で書道作品を制作。
文化祭終了後に部員たちが直接、被災地名取市で先日開催した第6回震災復興「閖上ウォークラリー」イベントの会場へ届けてくれたのです。
被災地の人々へメッセージを紡いだ作品は、現地支援団体である地球のステージに託されましたが、実はとっても「巨大」なのです…白布を縫い合わせてあり墨が染み込み10kgを越えるタテ5m×ヨコ8mの巨大な書道作品…屋外展示も危険で降雨で台無しにしてしまう…「閖上の記憶」集会所など屋内展示でも尺が足りない…この作品を見たケンケンことNICCO宗貞が、隣接する「仙台空港」展示をひらめき!交渉した結果、このたび嬉しいことに隣県山形県立山形南高等学校の書道作品が被災地の仙台空港で展示会が開催決定したのです。
ケンケンりんりんと9月から着任しているNICCO名取ロジ担当の桑島愛希子さんが、手に汗かきながら5m高の脚立に昇降を繰り返して設営したその書道作品。
「書道作品」
いや~地球のステージが空港の頻回利用客でよかった!という冗談ではなく、
「被災地へ向けて自分たちが紡いだメッセージをより多くの人々へ届けたい」と願う書道部員たちの想いとメッセージを、被災地での展示会の開催という形で「つなぐ」ことも支援活動。1日約7000人/月21万人が利用する仙台空港ビル、これほど相応しい場所があるでしょうか!是非、仙台空港までお越しになり大迫力と圧巻の書道作品、高校生たちのメッセージを直接ご自分たちの目でご覧いただければと願います。
【山形南高校書道部~被災地復興支援書道パフォーマンス~作品展示会】
- 仙台空港ビル1階ロビーギャラリーにて
- 平成24年11月1日~30日(1ヶ月間)
- 山形県立山形南高等学校
宗貞 研
公益社団法人日本国際民間協力会NICCO(ニッコー)
先日、松戸で初めて5番を拝見し、素晴らしいご両親様のお姿に感動したばかりでした。
明るく楽しいご家族様・・・
暖かなご家庭での日々が、桑山さんの基盤になっていらっしゃることがよくわかりました。
そのお父様のご命日に岐阜で5番ですか!
お父様がいたずらっぽいお顔で笑っていらっしゃるかのようですね!
私も父を亡くして33年たちますが、年月を重ねるごとに父に愛された記憶が鮮明になっていくから不思議です。
お父様があちらの世界から、地球を良くするために忙しく働いていてくださっているかのような出来事に、また感動をいただきました。
こんばんは
大垣北高校の二年です。
感動的な公演ありがとうございました。
来年もとっても楽しみです。
こんばんは、大垣北高校の人とうまく話せない三年生女子です。
今年で三回目のステージでしたが、やはりとても感動しました。
座談会でお話ができて、本当に嬉しかったです。
凄く励みになりました。
これからは自分の弱いところと向き合って、
その弱さを相手に伝えられるようにしようと思います。
本日はありがとうございました。
大垣北高での公演
ありがとうございました。
本当に毎年感じることが
たくさんあります。
またぜひどこかで
お会いできると
うれしいです。
「命のたどる旅路篇」大好きなお話です。
昨年、拝見し桑山さんのお父様の映像に
24年前に亡くなった父を重ね涙があふれました。
末期ガンだった父が故郷の大垣の病院へ入院をしたいと希望し
なかなか会えなかった自分の兄妹や
高校の同級生に囲まれ大垣で最期を迎えました。
大垣に車を走らせると亡くなった当初は毎日泣きながら病院に通ったつらい想い出ばかりでしたが今では
父の生きた証があると感じここ大垣に来るとホッとします。
父が大好きだった大垣の北校生徒さんと先生のお話・・・
お父様のご命日にまた素敵な出会いをされたことをうれしく
思います。
仙台空港に展示の書道BOYSの皆さんの力強い作品はみんなを元気にしてくれますね。私も元気になりました。
大切な日に心温まるステージが開催出来て良かったです。
仙台空港のあの広いスペースいっぱいに飾られた様子を見ると、その大きさを実感します。
展示出来て本当に良かったですね。
素敵な高校生たちのお話2話、未来に希望を感じます。
いつもブログを見て、皆さんの活動ぶりや想いの深さを感じています。
今日は素晴らしいステージの成果・被災直後から変わらない支援を実践する南高・被災された人々の復興に向かう姿~と一度に三つも情報満載で満足して読み返しました。
地球のステージが止まることなく活動を続けるからこそ発信できる貴重な情報だと受け止めています。
わたしは毎年、地球のステージで元気をもらっています。
3年生になって、受験生になって、苦しい毎日なんですが、そんな中でも楽しみをみつけて毎日生活してます!
今はすごく前向きなんですが、苦しいときはブログをみたり、昨日のことを思い出したりしてまた頑張りたいと思います!
本当にありがとうございました!!
座談会に参加させていただいた、1年女子です。
1番最初にメール送らせてもらった生徒です。
今日やっとブログ拝見させてもらいました!
地球のステージ初参加でしたがほんと感動しました!
来年も桑山さんの講演をお待ちしてます。
岐阜県大垣北高校平成23年卒業の小川健一と申します。
8月に震災特別版を行っていただいた岐阜県池田町出身です。
私は行くことができませんでしたが、池田町民としてお礼申し上げます。
その折はありがとうございました。
北高1年のとき、初めて地球のステージに出会い、
それから3年間、地球のステージで桑山さんとお会いするのが毎年とても楽しみにしていました。
卒業後1年間の浪人を経て、現在は大学生です。
浪人時代は地球のステージに行く余裕はありませんでしたが、今年は今月名古屋で行われる地球のステージに行かせていただく予定です。
自分の中でどんな変化があるだろう、そう思うと約2年ぶりの地球のステージがとても楽しみです。
そして、桑山さんが5年にわたって私の母校を毎年訪れて下さっていること、顔も名前も知らない後輩にあたる北高生が地球のステージから様々なことを感じ取ってくれたこと、地球のステージに心を打たれた一人として、北高卒業生として、とても嬉しく思っています(^o^)
2週間後の地球のステージで新たに何か学べるのが楽しみです。
寒さも日に日に厳しくなり冬本番も間近ですが、どうかお体にはご自愛ください。
長文失礼致しました。
今年、3度桑山さんの歌声を聞くことが出来ました。
8月の池田町。10月の大垣北高校。11月の大野町東小学校。
どれも感動を受け帰宅しました。
北高校3年の長男を夕方迎えに行ったとき車中では桑山さんの話をしました。電車が大好きな息子は映像の中、お兄様の新婚旅行の際の映像をみて、特急「北アルプス」って窓の形でわかったそうです。
そんな息子は、今教師になりたいと願い夢にむけて頑張っています。現実は厳しいです・・・私は母親としてそれを温かく見守る毎日です。
私は現在母校(中学校)のPTA会長として子供達と関わっています。
見て見ぬふりをしない。
これは私も伝え続けていきたいと思っています。
末っ子の次男は中学3年生。目指している高校は長男と同じです。また来年次男と一緒に歌声を聞きたいと願っています。
母はいつも応援団長ですね。
今日、大野東小での「ステージ1」を聴かせていただきました。
桑山さん、明ちゃん、ありがとうございました。
小学生が最後まで集中して聴いていたのにも 感心しました!
それくらい地球のステージってすごいんですね。
夏に 震災特別版でお世話になり、思うこといっぱいあり、
先月 東北発☆未来塾を見、
2週間前に 足を運び この目で見た、ステージスカイルームや閖上地区、
そして、今日 4年ぶりの「ステージ1」、
4年前とは やはり感じるものが違いました。
「いつか 池田で」が 今夏 実現し、
自分のできること、背伸びせずにやっていこうと思っていましたが、
「ステージ1」からの自主公演を 今日 決心しました。
十人十色、百人百色、
地球のステージを聴いて感じ、
自分がやれることを見つけ出していただけたら嬉しいです。
大垣北高・大垣日大高・揖斐川中卒業生や保護者の方々、
揖斐郡の「地球のステージ」ファンの方、
どうか ご協力くださいm(_ _)m