朝、明ちゃんがベングリオン空港から行方不明になっていたカバンを受け取ってガザに入ってきました。そこでアーベッドが言いました。
「パレスチナでは、どんなことでも最初に動くのは“小物”。あとから動くのが“大物”。だから今回のことを見ると明らかに最初に入ってきたドクトルKが“小物”で、あとから入ってくる明ちゃんが”大物”だね。」
なるほどその通りです!
さて、今日は女の子たちのバスツアー&サマーキャンプです。
パレスチナは6月に入ってもう夏休みです。今年はラマダン(断食月)が7月中旬からなのでそれを避ける形でこの時期にガザ入りしていますが、通常は7月ですね。でも子どもたちは20人集まりました。
そして半分以上が世代交代していました。
昨年はリーダー格だったアッラーが、もう大人の仲間入りしたと言うことで、今年はメンバーから外れ、代わりに今年はアミーナがその活発さに磨きをかけてリーダー格になっていました。
(真ん中がアミーナ)
1年で子どもたちは大きく変わります。こうして成長していくのですが、パレスチナの子どもたちの成長は早い気がしてなりません。苦労が多いからなのか、早くに大人の心を持っていくように思います。それは、決して悪い意味ではなく、忍耐、寛容、受容といった心に長けてくるという意味です。
今年は久しぶりに「貝殻のワークショップ」を行うので、まずみんなにお願いしました。
「さて、今からこの海の中から5つの貝殻を見つけてきてね。そして5つの大切な言葉をみんなで思い浮かべ、貝殻の内側に書き記そう。」
というものですが、さらに追加して、
「みんなの5つの大切な言葉にあった貝殻を見つけてね。その形、大きさ、それがその“言葉”に合っているかどうかが大切なんだ。
例えば“自由”だったら、大きくて広い感じがするよね。だから大きくて広がった貝殻を見つけてこようね。
それが“愛“だったら、心の中に大切に持つものだから小さくて密度の詰まったものがいいかもしれないね。
いずれにしてもその5つの言葉に合うような貝殻を5つ集めてね。」
というものです。女の子たちは一生懸命に貝殻を集めていきました。
(手前が桑山)
そしてこの楽しい1日は終わっていきました。明日は男の子たちとのサマーキャンプですが明後日23日(土)に、この貝殻に実際に書き込むワークショップを開催します。
乞うご期待!
最後に盟友ダルウィーッシュと再会です。
「よく来たな。2月は残念だった。でも我がサナブリクラブはいつもフロントライン(「地球のステージ」の英語名)と共に、そしてフロントラインを頼りにしているからな。」
とても同じ年とは思えない、しっかりさにまた圧倒されました。
(盟友ダルウィーッシュと共に)
このTシャツも今日に合わせて制作しました。なかなか良い感じでみんなに手渡しました。
明日は男の子たちとのサマーキャンプです。こちらは体力勝負ですね。でももう「風のモハマッド」は参加できない年齢になっていると思います。
家に訪ねていきます。
桑山紀彦
明ちゃんが無事に到着して何よりです。良かったです。
確かに明ちゃんはいつでも頼りになりますね。
大勢集まったんですね。みんな楽しそう!
ダルウィーッシュも元気そうですね。Tシャツ似合ってますよ!
桑山さん、実際には大物のはずなのに、いつまでも小物っぽいですよね。なんでなんだろう?でも、そのほうが桑山さんらしいし、そうあるべきなんだと思う。
私、小物なのに、腹回りは大物です。困ったもんだ…。
明ちゃん、桑山さん お久しぶりです。無事にガザ入り出来てたくさんのお友だちや子どもたちと再会出来て良かったです。
16日17日と 東京の娘たちに会いに 上京していました。
確か 16日は 地球のテージが小金井の小学校で あったのかな? 近くには いたのですが、会えなくて残念!
留守を守る スタッフの皆さんご苦労様です。
桑山さん 留守を託せる仲間がいて 安心して 海外での 活動が できますね。頼もしい 明チャン同伴だし(^O^)
身体に気をつけて ご活動ください。
ガザ地区で生活している人たちのこと、
特に子どもたちのことは、いつも、気にかかります。
自分のがんばりとかではどうすることもできない大きなものをかかえている・・・
精神的な成長は、その表れなんですね、きっと。