その知らせが来た日は正確には覚えていません。
しかし、遠い鹿児島の地から届いたその知らせには、暖かい言葉が記されていました。
「漁師の太さんの船は直るのでしょうか。もしも、その修理に多額のお金がかかるのであれば自分のお金を貸したいと思います。返済は無理のない年月で良いです。」
最初びっくりしたのですが、実際に連絡を取らせて頂くと、正真正銘「本気」でいらっしゃるのです。宮城県名取市からは、本当に遠い鹿児島の地からの「支援」でした。やはり「被災地から離れているからこそ辛い」というお気持ちを抱えられて、普通であれば、
「離れているからしょうがないよね。」
というお気持ちで日常に戻られても全然普通なのに、この「鹿児島の君」は、その垣根を越えて多額の資金を貸してくださることになりました。
いよいよ太さんの船は4月中旬には直ることになりました。しかしその額650万円。500万円は銀行から借りることが出来たけどやはり足りなくなってしまいました。予想以上に船首の穴とレーダーの故障がひどかったようです。
しかし、太さんはあきらめません。
「悔しい!」
という気持ちを忘れないでずっとここまでやってきたんです。もう一息。
5月の連休にはステージ・スタッフみんなで初漁に出る予定です。太さんの船を1回チャーターすると、全行程約7時間で7万円です。10人乗れば一人7000円。被災者支援だと思えば月に1回くらいは乗れないでしょうか。そしてこれからどんどん全国の皆さんにも広報して、
「太の船で被災地を海から見よう。そして本当においしい宮城の魚を堪能しよう!ツアー」
を始めたいと思います。
そんな太さんの復活に、心で応えて下さったまだ見ぬ鹿児島の君に感謝します。
いつかお逢いしたいと思っています。鹿児島市内でステージ、出来ないかな~?
さて、ホームページをリニューアルしました。原稿はすべて桑山が書きましたが修正したのは明ちゃんです。明ちゃんはこういうITの才能がすごいですね。
ぜひフロントの2つ。「2年目の心のケアにご支援ください。」と「公演をお考えの皆様へ」をお読みください。特に「公演をお考えの皆様へ」は、既に公演した方にも楽しくお読み頂けるのではないか、と思っております。
今日の愛知県江南市のステージもずいぶん盛り上がりました。
3月はあと4回です。そのあと27日よりカンボジアに入ります。
カンボジアから支援を下さった皆様に、報告会など出来ると良いのですが。あとは現在赴任中の青年海外協力隊の皆さんに逢いたいです。
3月31日までプノンペンとシェム・リアプにおります。
乞う、連絡です。
桑山紀彦
太さんの船が修理出来て良かったです。一時は諦めていたけれど、復活ですね!
太さんの船のツアー、応募がたくさんあるといいですね。
明ちゃん、ホームページのリニューアル有難うございます。
これで地球のステージのこと、きっと上手く伝わりますよね。
一人でも多くの人に生のステージを観て欲しいと思います。
スタッフの皆さんのご健康を切に願っています。
世の中にこんな人がいるんですね!
なかなか思いつかない発想で唸ってしまいました。
拍手です。
こういったブログの場が
鹿児島の方
の心を動かす、きっかけになったなんて
すごいですね!
でも そこには
やはり 桑山さんの活動への
「信頼」があったからだと思いますよ。
私まで幸せな気持ちです。よかったですね。
「講演を考えている方」のホームページを拝見しました。
とても具体的で分かり易く
実現できそうで
わくわくしてきました。
小学校がだめなら中学校 高校
と 子供が大人になるまでには
周りの子供たちに見せてあげるように
行動してみたいと思います。
本当に
「人生に後悔しないように。」
しなくちゃ。
どうか 優雅なマダムを想像していてくださいな(笑)
わたしが動いたきっかけは
我が家が裕福でないからこそ、
お金があれば・・・という切実な気持ちが痛いほどわかるからなのです。
誰かのお役に立てるって幸せなことなんですね。
マダム、ありがとうございます!
地球のステージ繋がりで 太さんの船が動き出す。
なんて素敵なことでしょう。
本当に粋な計らいありがとうございます!
「我が家が裕福でないからこそ・・・痛いほどわかるからなのです」
凄い方ですね!
必要な時に、必要な支援ができる・・・本物の心粋をお持ちなのですね。
ほんとうに心豊かなマダムだと思います。