2年目の活動

 昨日、理事会が開催されました。

 「地球のステージ」はNPO法人ですので、しっかりとした理事会があります。このための理事のお一人、藤原先生は奈良からいらっしゃいました。監事の長谷川さんは茨城からです。こうして全国の理事、監事に支えられて活動を展開しています。
 その場で来年度の活動が承認されました。
 パレスチナ自治州ガザ地区の心のケアと、東ティモール、ハトリア郡の妊産婦保健事業は継続です。そして最も気になる震災支援活動は以下のようになりました。

①「スカイルーム」の継続運営(写真1枚使用)

  ・閖上小学校、下増田小学校、増田小学校の被災児童とのワークショップ(月~金)

  ・16:30~17:30の間。

  ・下増田(事務局)、仮設住居3カ所(桜、愛島、屋敷)、文化会館。合計約50名

  ・4月:音楽ワークショップ

   5月:写真撮影ワークショップ

   6月:映画制作ワークショップ

   7月:演劇ワークショップ→11月まで

   12月:演劇発表

   1月以降:全国公演へ


 ②「閖上あみーず」の継続運営(写真1枚使用)

  ・「手芸部」~毎週木曜日、ご自身も被災された閖上生協の手芸教室、千葉先生を中心にいろんな手芸に取り組む集いの場であり、語りの場でもあります。

  ・「販売部」~毎週火曜日、「虹色アクリルたわし」を全国に販売展開していきます。

  ・共に13:00~15:00の間


 ③「閖上中学校遺族会」の支援(写真1枚使用)

  ・事務局を引き続き担当。

  ・慰霊碑の建立(3月11日)と維持、管理

  ・「社務所」「集会所」の設置~プレハブ20畳(リース契約で2年間)

  ・様子を見ながら「資料館」→「語り部の会」の拠点となるようにすすめていきます。


 ④「津波祈念資料館」構想

  ・北釜でたった一軒、被災して被害を受けた自宅を残し続けている鈴木英二さんとの共同展開。自宅を祈念館の拠点にしていきます。

  ・歩さんたちの消防車を合流する方向を模索します。

  ・カナダ政府からの資金援助(5月に結果)で建設できるかを模索します。


 ⑤「子どもを亡くした親の会」の結成

  ・遺族会の丹野さんや櫻井さんの協力を得て週に1回ずつ集まります。

  ・まずは木曜日の夜8時から。最初は桑山が、後には林、宗貞が担当になっていきますが、あくまでもこれはご遺族同士の交流とPure Counselingの場所です。


 これを成功に導くべく、皆様何卒2年目もご支援ください。1年目でお寄せ頂いた支援金はとても多額になりました(5月26日の総会で報告予定)。それでも、この内容を完遂するには資金の不足が予測されています。
 もちろん、変わらずずっと支援してくださっているたくさんの皆さんには、心より感謝しています。2年目もよろしくお願い致します。
桑山紀彦

2年目の活動」への8件のフィードバック

  1. お疲れ様です。初めて総会に出席した時、しっかりとした計画やお金の流れに「お~」と思った事を思い出します。
    海外事業も進めながら、被災地での活動、そしてステージにと分身の術でも使えたら良いのにと思いますがどれもこれも欠かす事の出来ない大切な活動。皆さん体調管理しっかりして下さいね。なんちゃって。良く寝て、良く食べて、頭を抱える事も沢山あるでしょうが、笑って行きましょう。応援するばかりで心苦しいですが…

  2. 来るべき総会の議案事項になると思いますが、事業の内容をクリアーにする意味で事前の情報公開は大変良いことだと思います。
    震災支援活動は、継続することが大切ですので了解です。
    資金や人手などの問題で大変と思いますが、前進して下さい。

  3. 三郷町のステージご苦労様でした。
    ステージが終わったと思えば 理事会! ご苦労様です。本当に桑山さんが 分身の術を使っているようですね。
    私が 寄りかかっている夫が 定年退職。何分寄生して生きているもので、経済的には 厳しくなりますが、出来る範囲で 支援したいと思います。
    自分に悔いのない生き方したいですね。

  4. 理事会、お疲れ様でした。
    津波祈念館構想が実現に向けて動いているのを知って安心しました。
    吹きすさぶ強風の中で、一軒だけ残っていた大きな家。
    とても印象に残っています。
    歩さんの消防車も一緒に展示できるといいですね。

  5.     さて、そろそろ・・・・
     震災から1年がすぎ、このブログのコメントにも新しいメンバーが加わってきています。
     昨年、震災が起こったとき、ボクはまず桑山先生の安否が気になりました。しばらくして、同女の藤原先生からどうやら無事だというこという知らせがネットを通じて届きました。その後、地球のステージのブログに桑山先生の日々の活動がアップされているということを知らされ、コメントを寄せ続けました。コメントを書くことも支援の一つだと思ったからです。そして、この1年、コメントを書き続けてきました。迷惑なこともあったかもしれません。
     どうしても書くことができなかった時もありました。海外ではアップすることができなかった。しかし、それ以外は、ほぼ毎日、ブログをアップするたびにコメントを書き続けてきました。よかれあしかれですが。震災の悲惨さを知ってもらうため、震災関連のいい本が出たりすると”著作権侵害ではないか”という批判を受けたりしながら、本文を載せたり、新聞や週刊誌の記事を載せたりもしました。少しでも多くの方に「こころを一つにして」被災地の支援をしてほしいと思ったからです。どこまでそれが、読んでくれる方に届いたかはわかりませんが、ボクにできる「支援」の一つの方法でした。
     最近、新しいコメントのメンバーも増えてきました。
     1年たったいま、ボクのコメントもそろそろ終わりの時期がきたかなと思っています。
     先日、司馬遼太郎の「竜馬がいく」(全8巻)を買ってみました。司馬先生の本は何冊かは読んでいるのですが、「竜馬がいく」は高校生の時読み始めて、あまりに長いので中座した経験があります。今回、あらためて全巻を読み通してみようと思ったのです。それは、司馬先生の精神にもう一度触れてみたいと思ったからです。昨日、第1巻を読み終わり、今日2巻目に入ったところですが、司馬先生の「未来の子供たちに」寄せた文章が、頭から離れません。
     「21世紀を生きる君たちへ」、締めくくりの言葉——–。
     ”君たちの心の中の最も美しいものを見続けながら以上のようなことを書いた。
     君たちの未来が、真夏の太陽のようにかがやいているように感じた”
     桑山先生も、スタッフのみなさんも、地球のステージを応援しているみなさんも、
     ”心の中の最も美しいもを見続けながら、
          真夏の太陽のようにかがやいて”いてください。
     コメントを終わる、ボク、からのお願いです・・・・・・。
           和歌山     なかお

  6. 3月は卒業式、4月は入学式。歓送迎会…。さまざま、出逢いと別れと再出発、リスタートの時期ですね…。
    そんな中、
    「働きたいのに、いくら職安に通っても、面接を受けても、働き口がなくて、明日の生活に困って将来を悲観してるのに、人前でなかなか弱音を吐けない」日本人も、増えてきています。
    「インターネット接続環境がない、パソコンがない、携帯がない、情報ツールの使い方を知らない」日本人も、さまざまな事情から、増えている気がします。
    桑山さんのこのブログにアクセスできない人、このブログの存在を知らない人、さまざまな理由からコメント欄に書き込むエネルギーまで持てない人も、多いと思います。
    桑山さんの発信は、被災地である宮城県名取市の声なき声を代弁していると、私は思っています。
    こんなときだからこそ、こんな時代だからからこそ、、桑山さんや地球のステージのスタッフの皆さんは、ウェブ上での発信を続けるべきだと思います。
    このブログの愛読者さんは、日本各地、世界各地に、たくさんいると思いますよ(*^^*)
    Good Luck! (^^)b

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