八戸聖ウルスラ中等高等学院

今日の八戸聖ウルスラ中等高等学院のステージはまたしても圧巻でした。

それは14年間も続いていると言うことだけではなく、学校がどんどんいい方向へ変わっていくのが実感できているということ。真新しい体育館。これは保護者の皆さんの支える気持ちの表れ。廊下で受ける多くの挨拶。それは先生たちの導きと子どもたちの素直さの現れ。そしてこれで3人目になる弘前大学医学部医学科への進学者が出ていること。それからステージが刺激となり、秋田の国際医療大学の看護学部に進んだ人がいること。

里村校長先生が、「「地球のステージ」のおかげで進学に大きな弾みがついている」とおっしゃってくださったことが嬉しいと同時に、背筋が伸びる思いをしました。

今日は実に3巡目の2番です。6番までを2回で12年、そして3巡目の2番なので+2で14年なのですが、新しい「南スーダン難民篇」「ヨルダン川西岸篇2」を加えて、6年前の2番ともまた異なる内容になりました。そして座談会。

この内容は、本当にNHKで取り上げてほしくなるほど見事なやりとりなのです。質問の秀逸さ、優しさもそうですが、何よりこの学院で6年間学びながら着実に成長していっている姿が確認できます。常連となっている人、初めて参加する人。いずれにしても大学生レベルの質問をどんどん放ってきます。まるで昔やった早稲田大学の教育学部の学生さんを相手に質疑応答しているようでした。このレベルの高さはすなわち学校が伸びていく証しだと思います。

何年まで続けていただけるかは分からないけれど、この座談会の様子はなんとしてもテレビで放映してほしいと思うようなものばかりでした。それでも嬉しかったのは、

「私は”空へ”が好きです。今年はなかったの残念でした…。」

という感想。やはり各曲をビデオクリップにして見られるようにするべき時期が来ていると思います。一生懸命歌を再録音してビデオにし、ネット上で見られるようにしなくては…と思いました。

今日は八戸やこの学校のドローン映像も出しての故郷篇でしたが、冨永先生が、

「あのシーンはなぜか泣けてきた」

とおっしゃいました。それは先生にとってもこの学校にいることが「人生の役割」だからなのだと思います。素敵な先生たちに囲まれて、本当にすばらしい学校です。

帰りはいつものように「たら福商店」でした。おいらせ町一川目にあるこの洋食屋さんは、袴田徹さんというマスターが一人で切り盛りしていますが、何を食べても絶品の洋食屋です。今日は改めて自己紹介。次回の八戸公演は11月の八戸2中までないので、しばらくお別れです。

ぜひ八戸地域の皆さん、「たら福商店」をよろしくお願いいたします。

「もうやめようかと思って…」と言われたのが2年前。それ以降年賀状出して、足繁く通って…。でもやっぱり地元の皆さんに支えられるのが一番です。

駐車場も広いし、店内も明るいし、味は絶品だし。こういう地域の名所がこれからも守られることが、地域の発展であり、ひいては日本の発展につながると思うので、八戸~三沢の皆さん、「たら福商店」をよろしくお願いいたします!

桑山紀彦

八戸聖ウルスラ中等高等学院」への1件のフィードバック

  1. 講演ありがとうございました。
    私は中学まで、世界に関して全くの無関心でした。日本を巡る鉄道旅は、「世界を見る前に自分の国を知らないと意味が無い。」という自分の考え方があったので既に始めていました。しかし、この学校に入り、宗教的概念を学び、世界に目を向ける機会を沢山頂きました。
    そして、3年間地球のステージを見ることができ、考え方も少し変わってきたような気がします。今年は座談会にも参加でき、充実した時間を過ごし、いくつもの為になる言葉を頂きました。自分の悩みを解消するキーが1つ見つかりました。
    そして、次の八戸二中は私の母校であります。後輩が、桑山さんの講演を受けて変われたりしたら素晴らしいなと思います。
    これからも頑張ってください。

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