札幌市立東白石中学校

今日の札幌市立東白石中学校。協力隊OVの佐伯先生(平成13年度1次隊・インドネシア)は、「地球のステージ」の二本松訓練所定期公演が始まった、その第1回の時に見ていらっしゃいます。すごいご縁だと思いました。

そんな佐伯先生が仕掛けるこの東白石中学校のみんなは余りに素晴らしく、言葉もありませんでした。

挨拶、礼儀、我慢、反応の全てにおいて秀逸。特に笑いや拍手、し~んとなる空気の震え。このニッポンにおける中学生がこんなにも素直でまっすぐであることは、財産だと思います。

今日は標準的な「中学生版」の1番でしたが、それでも質疑応答の時間は挙手が収まらず、優に10人を超える中学生が次から次へと質問をしてきます。

「なぜこの活動を続けられてきたのか」

「中学校時代はどんな人だったのか」

「人と関わるときに気をつけていることは何か」

「なぜ医師を目指したのか」

その内容たるや余りに真摯で前向き。まるで高校生がしてくる質問のようでした。

全てに渡って見事としか言いようがありません。

最後は合唱部が「アメージング・グレイス」を歌ってくれました。清らかな歌声が北の大地に響きます。

公演終了後は佐伯先生の3年4組に出かけて一緒に給食を食べました。今日は「ソフト麺」。初めて食べましたが、意外に美味しいのにびっくり。

周りに座る中学生に話しかけてみると、これまた素直なこと。気持ちが温かくなると同時に、

「こういう中学生がこれからの日本や北海道を支えるのだ。」

と思うと同時に、そんな子どもたちの日常を、大人として支えたいと思いました。きっと佐伯先生も同じ思いなのだと思います。

帰りはJICA北海道まで車で1分。友成さんと所長にお目にかかって新千歳に向かいました。

いつも駆け足の北海道。でも取材で何度も入っているので映像はたくさんあります。やっぱり北海道公演の時の「故郷篇」は富士山ではなく、北海道の映像であるべきだとちょっとだけ後悔を残しながらの帰路でした。

来年度は現状で予定されている北海道公演が清田高校のみ。まだ時間はありますが、少しでも多くの北海道公演が入ることを願いながら新千歳空港をあとにしました。

桑山紀彦

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