平成14年度の1次隊から、このJICA駒ヶ根訓練所で定期公演をさせてもらって、もう8年目に入りました。
いつもいつも感動させられるのは、この協力隊に行こうと思ってここで訓練を積んでいる皆さんの気持ちのまっすぐさと熱さをいつもこの身に感じているからだと思います。
現在の訓練期間は65日。最初の頃は79日でしたから非常にタイトな日々を送られている訓練候補生の皆さん。特に語学では大変な思いをされている方も多いと思います。だから、人によっては中盤で疲れ果てていたり、心がざらざらしている方も少なくはないでしょう。それくらい大変な日々なのです。
でもそんなちょうど中盤に常に「地球のステージ」公演が用意されているのはJICAやJOCAの粋な計らいで、「もう一回、どうして自分が世界を目指してここに来ているのか確認しよう!」という狙いからです。
だからこちらも気合いが入るし、国際協力を目指す者同士、つながりあえるものがあるのです。
駒ヶ根訓練所で年4回、二本松訓練所で年4回、そしてエッセイコンテストで広尾の1回、合計年9回も、JICAと共にステージをさせてもらっている幸運と喜びは、何物にも代え難いものです。
ぜひ、皆さんも「青年海外協力隊(~40歳)」や「シニア海外ボランティア(40歳~70歳)を考えてみられませんか!
しかし、昨日はステージが終わって後ろの物販場にいこうと訓練生の皆さんの間を縫って走っていたら、
「おまえ、ずっと寝ていただろ~」
という声が聞こえてきてがっかりでした。
まあ、みんながみんな同じものを共有、ということは難しいし、ひょっとすれば
「俺はもう国際協力については、よくわかってんだよ」
という思いで、気持ちが閉じていたのかもしれませんね。
それでも、そういったことは「小声で」お願いできるとうれしいものです。
桑山紀彦
私が初めて地球のステージと出会ったのも、駒ヶ根訓練所でした。
そこで感銘を受けて以来のお付き合いになる訳ですが・・・
そうですか、寝ちゃってた人がいましたか。
でも、それも実は聞き入っている姿が傍目にはそう写ってしまったのかも知れません。
そう言っていた彼らの心にも、桑山さんの心が届いていることを願って・・・
また、訓練所にお越しになる時を心待ちにしています。