今日、ガザに入るためにどうしても通過しなければならないエレズ検問所の許可が、すでに出ていたことがわかりました。
エレズ検問所の中で、厳重な検査を受けた荷物をしまっているところ。
許可年月日は1月31日。1月18日の受理から実に2週間のスピード許可でしたが、現地にいるとき確かに問いかけていたのに、「No」の答えばかりで、向こうも錯綜していたのかもしれません。
何せあの頃はガザ戦争からちょうど1年で、ガザ地区入域許可の申請が多かったようでしたから。
その後、正直桑山には許可が出ないのか・・・と思っていたのに、なんとふたを開けてみると7月31日までの許可が取れていました。
良かった・・・。
考えてみれば、人間には自由にどこへでも行ける権利があるはずなのに、ガザ地区は違います。
日本人ジャーナリストでも突然入域が拒否されてしまい、以来ずっとガザ地区に入れないでいる人もいます。それはイスラエル軍当局が判断することなのですが、誰かに危害を加える可能性がない人をさえも、そうやって入域が制限されるおかしな世界ではあります。
それでも今回医師の桑山には許可が出ました。またガザに胸を張って入れるし、次回の6月、ちゃんと行動できます(明ちゃん同行予定)。よかった~。次回はサマーキャンプで、またみんなと海へ出かけたりしたいなあ、と思っています。
こうして苦労はしますが、コツコツと通い続けることが大切だと思っています。
ただ、ダルウィーッシュはまだエジプトです。戻れない状況です。もしも6月になってもダルウィーッシュが戻れなくても、
「大丈夫だ。うちのスタッフがすべてアレンジしていける。何も心配しないで活動はできる」
とのこと。
これで日々語っている「ガザ危機篇」が少しつらくなくなりました。
桑山紀彦
よかった! よかった!!!
山しん