今年の東北地方はいつまでも梅雨が明けず、雨ばかりです。
新築のクリニック&「地球のステージ」事務所の建設は、それでも遅れなく進み、そろそろ外壁に取り掛かるために「晴れ」を待っています。
そんな中、故郷飛騨高山に戻ってきました。
雨がちなこの岐阜県においても、天候不順は続いています。
そんな実家で「竹割り」の儀式がありました。
お金が出てくる~
これはわが家にもう30年以上続いている儀式なのですが、要は以下の通りです。
・直径15cm、高さ30cmくらいの竹を用意する
・お金を入れる穴を開ける
・それにお袋が、コツコツとお釣り銭などをいれていく
・1年に1回、お正月にそに竹を金槌で割る!
・テーブルに飛び出たお金を一見だけして、おのおのいくらあるかを素早く紙に書く
・おもむろにみんなでお金を数える
・一番近かった人から、配当金を受け取る
・次の年用に、いくらかをまた寄付として竹に戻す
いくつになってもこの儀式をして年を越してきたのですが、昨年末は事情で帰省できなかったために、今回は夏の帰省時に「竹割り」となりました。
茨城の長谷川さつきさんが送ってくれた立派な竹を割り、飛び出すお金を一瞥。8人が金額を当てるのですが、やはり、今年の一等賞は・・・、桑山紀彦君でした。
なぜか昔からこの竹割に強い僕は、よくみんなに「ずるだ~、一瞬で数えただろ~」とか言われて非難されることばかりなのですが、なぜかそれほどこの「お金を一見していくらあるかあてる」ことに強いんです。
いえ、それを才能などとは言っていません。でも、一見すると何となく分かるんです。
それは思い起こしてみると、学生時代に世界の放浪の旅をしていた時、自分の持ち金が今いくらくらいで、例えば食堂に行くと今日はいくらなら使えて、この調子で食べると何日後にお金が足りなくなるという感覚がいつも身に付いていたことが原因かも知れないと思いました。
そうやって常にシビアなところで旅してきたがゆえに、短い時間でいろんなことを理解し、次の行動を決めなければならなかった自分ができ上がっていったのかも知れない、と。
それが良いことはどうかは人それぞれだと思います。
「人生ゆっくり」
それもいいですよね。でも少なくとも僕は、ない時間とないお金をやりくりしていろんな人と出逢いたいと願い続けてきたことだけは、確かなことだと思いました。
そんなことを考える夏の「竹割り」でした。
あしたは長野県駒ヶ根市にあるJICA青年海外協力隊訓練所での定期公演。7年目、平成21年度2次隊の皆さんと出逢えます。
高山からは久しぶりに野麦峠越えて、アルプス越えの一般道で駒ケ根入りしようと思っています。
桑山紀彦
>ない時間とないお金をやりくりしていろんな人と出逢いたいと
…素晴らしい生き方ですね☆
本当の意味で、充実した人生だと思います。
(私の場合は、‘無いお金’の部分だけは体験してきたのですが・・・。)
(苦笑
「竹割り」の儀式、素敵ですね!30年も続いているご家庭がうかがわれます。お母様の日々の生活、家族を想う気持ち、心があたたかくなります。そのご家庭から桑山青年が育ったのですね!
桑山さん、ガザ地区からお帰りなさい。ダルウィッシュさんやガザ地区の子ども達の様子を教えて下さってありがとうございます。この時期、マスコミで終戦、原爆特集を見て胸をつまらせています。ガザ地区の人々は、今、悲しいつらい体験をしていらっしゃると思うと、いてもたってもいられなくなります。
桑山さん、世界の様子、日本各地の様子をこれからも教えて下さいね。
来週、地球のステージコンサートに、初めての方々をお連れして行きます。
夏の暑い季節、お身体を大切になさって下さいね。
ステージ5の、「桑山家のルーツをたどる」ところの、「この指とまれ」の曲で、亡くなったお父様と一緒に竹割りをする様子がビデオ映像で出ています。
こたつを囲み、ばんざいをしながら、竹割りをしている姿を見ると、毎年、この行事を楽しみにされているのがわかります。
ちょうどお盆の時期。
今回の竹割りは、お父様も参加されていたと思いますよ。
先ほど我が家も、送り火をしてきました。
お盆が終わると、そろそろ稲刈りが始まります。
立秋を過ぎたので「梅雨明け」はしないと聞いた気がします。本当 変 ですよね。
先生のお金勘定、立派な才能だと思いますが・・。ん?特技??
「竹割り」って何だろうと思っていたのでこちらもスッキリです。楽しそうでいいですね。
ステージ5番また見たくなりました。
キャサリン様のお家のお米はちゃんと実ってますか。
うちのお米も今年だんなが初めて一人で作ってますが大変そうで・・・。無事できるのかなぁ?キャサリンさん偉いですよね~。スゴイです!!
Noriさん、いつもコメント楽しく読んでいます。
お米の心配、ありがとうございます。
実際には、袋詰めまでしないと分からないのですが、田んぼを見た感じだと、我が家は例年とあまり変わらないような気がします。
来週には、稲刈りが始まるでしょう。一年で一番忙しくなります。ステージへ行けない時もあり、それが一番辛い・・・かもです。
そういえばピンバッジ、ドラえもん付けてたときもあったなぁ~。
お盆も過ぎて夏も終わりなんですね・・・
年月の経過が、歳を追うごとに早くなって行くような気がし
てなりません。
人と出会うこと・・・出会いにより生まれる新しい出会い。
明日はもしかすると来ないかもしれない。今日この時を悔い
の残らぬよう、大切に生きて行かなければ。
富山県砺波のほーだです。
8月16日、17日と木曽(奈良井宿)を旅してまして、野麦峠→アルプス越えという、桑山さんとほぼ逆方向で、高山で夕食(丸明で飛騨牛♪)のあと、砺波へ帰りました。
高山へは、東海北陸の全通後初めて行きましたが、いやいや近い近い、1時間ちょっとでうちに着いちゃいました。
道がつながることで、全力で走り続ける桑山さんの、ふるさとでの滞在時間が少しでも長くなるんじゃないかと思うと、愚かな面の目立つ高速道路行政も、悪いことばかりじゃないですよね。