帰国、ニュース23

今日、神奈川県の中学校でステージがありました。
 「地球のステージ2」でした。
 最初の曲は「祈り」なんですが、そこから崩れてしまい、涙声になって大変苦労しました。
 中学生のみんなは
「なんでこの人泣いてんのかなあ」
 って思ったでしょうね。
 一つ一つの歌詞は、自分でつくったものでしたが、そのフレーズがあまりに厳しくて、ラファでの日々を思い出し、ダルウイーッシュのこと思い出し、何度もステージで歌いながら、
 「ごめんね、ごめんね」
 と思っていました。
 自分だけ還ってきてしまいました。
 でも今日の中学生のみんなはよく聴いてくれて、それが嬉しかった。さすがに「パレスチナ篇:前編」ではまた思い出して崩れてしまいましたが、ざわつくこともなく、なぜか涙声の僕のことを支えてくれました。
 そして先ほどTBSの「ニュース23」に出てきました。
 担当ディレクターの黒河さんは、パレスチナ問題を
「日本人の視点で報道したかった」
 と強く語るナイス・ガイです。
 素敵なTBSの報道部の皆さんに囲まれて、ガザのことを伝えるという仕事をさせてもらえました。
 これからまだまだガザへの取り組みは続いていきますが、「知る」「興味を持つ」ことがどれだけ現地の人を励まし、支えているかを痛感してきたので、このブログに寄せられてきたメッセージの多さや、テレビ報道の機会をダルウイーッシュたちに伝え、
「日本からもちゃんと見守っているよ」
 ということを感じてもらいたいと思います。
 ありがとうございました
桑山紀彦
 今まで本当にいろいろとご支援いただきましてありがとうございました。
 15日にガザに入ってから幾度とない空爆に、何故自分はここにいるのだろう、と思う瞬間も数多くありました。
その度に励みになったのがみなさんからの励ましの言葉でした。
寄せていただける気持ちがどんなに嬉しかったことか。
 そして、自らの命を危険にさらしながらも、必死に救命活動にあたるパレスチナの医師や救急隊員たちの姿。
空爆の危険があるというのに、患者さんの命を救うためと危険地帯とされる病院へ搬送するという医師、「桑山紀彦」。
私にできることは?と見つめた時、この現実と必死に活動する人々の姿をみんなに伝えること、と思い必死にカメラを回してきました。
本当に多くの方々からのご支援をいただいたことに対して、今日ニュース23でその姿をみていただくことができ、自分の役割、責任を少しでも果たせたかなと思っています。
 人は人によって支えられるんだ、とはっきりと実感した日々でした。
パレスチナの人々もきっと同じ。人によって、気持ちによって支えられていくものだと思います。どうぞこれからもガザで起きていることに関心を持ち続けていっていただけることを願っています。
最後に、身内ごとではありますが、留守の間事務局を守ってきてくれた優子ちゃんと美穂ちゃんにも感謝しています。
みなさん、本当にありがとうございました。
後藤明子
最後にお知らせがあります。
 1月31日(土)より、ポレポレ東中野 にてドキュメンタリー映画「地球のステージ」の上映が始まります。
 これまでの桑山紀彦の活動の軌跡をたどりながら、そこで出逢った人々の生きざまを描いている映画です。
世界では何が起きているのか、もう一度自分の目で見て心で感じていただければと思います。
 *上映時間 12:30 / 14:40 / 16:50 より
 *お問い合わせ先:03-5428-3085
          e-stage@officeraft-qua.co.jp

 詳しくは、こちらのHPをご覧ください。
 http://officeraft-qua.co.jp/porepore.htm
 ぜひ、ご覧ください!

帰国、ニュース23」への13件のフィードバック

  1. 春日井の凄腕です。
    ご無沙汰しております。
    無事お帰りになったということでホッと致しました。
    我々も心に留め置いて何かアクションを起こしたいと思っています。
    3月の大口町での公演に伺います。
    祈!再会!!!

  2. ニュース23みました
    生出演、大変お疲れ様でした
    一人でも多くの人にみてもらいたく、事前に何人かにメールでお知らせしました地球のステージを知らない人も今日のニュース23をみて、ガザを身近に感じてくれたことでしょう。
    報道関係からの期待も大きいようですね。メディアを上手に味方につけ、ガザへの支援が広がるといいですね。
    これからますます忙しくなることと思いますが、頑張って下さい。

  3. 無事でお戻りになって…ほんとうによかったです!
    ニュース23もしっかり見ました。桑山さんの元気な表情を拝見して安心いたしました。後藤さんも大役を果たされましたね。
    次の日曜日は「カトリック児童福祉の日」…。子どもたちが子どもたちを助けることを考える日です。毎年1月最後の日曜日です。
    子どもたちがお小遣いの中から世界の困っている子どもたちのために一人ひとりが献金をします。
    今日の映像を見てもらって…ガザの子どもたちのための支援にしたいと考えています。
    朝倉ステージが待ち遠しいです。

  4. 夕方6時頃、スーパーの駐車場で携帯のワンセグをつけたら、TBSニュースのガザのコメントの後半が見られました。
    前半見られなくて残念に思っていたら、TBSのニュース動画がPCで見る事が出来ましたよ
    停戦になったからといっても、占領下にあることにはかわりはない。ガザを忘れないで…という気持ちがよく伝わってきました
    ニュース23も見させていただきました
    生出演、お疲れさまでした
    ハードスケジュールのようですが、身体に気をつけて頑張って下さいね

  5. 無事、帰国されて、安心しました。
    桑山さんがいろいろ活動なさっているのをみて、
    私は今ここで何ができるか?とよく考えさせられます。
    今回も、いろいろなことを考えました。
    まずは家の子ども達と一緒に私達でもできることは何か
    考えていきたいと思います。
    お身体に気をつけて、お過ごし下さい。

  6. 先生、明子さんお疲れ様でした。
    無事戻られて何よりです。
    今回の先生の勇気ある活動が私の周辺の人々にもジンワリと広がり、ガザの人々を応援したいという気持ちが広がり始めています。みんなそれぞれ自分に何か出来ないかと・・・。「ガザは決して平和になったわけではない」と言ってたダルウィーシュさんの言葉が頭から離れません。私たちが「がんばれー!!」って言う声と気持ちをぜひ現地の人たちに届けてほしい。人間の気持ちに国境なんて関係ないです。困ったときはお互い様!
    ガザと日本の架け橋としてこれからも頑張ってください。

  7. 桑山医師、あなたは「論」も「証拠」も手にしている。そして「勇気」まで。
    そんなあなたを評価する適切な言葉が思いつきません。
    本当に感謝申し上げます。

  8. 桑山医師の行動力から生きる勇気をもらいました。
    そしてテレビの中で「見過ごすことは出来ない」と言う音声と桑山医師の活動する姿を毎日見るたび、この訴える姿や行動は人間が本来持っている優しさなのだと感じました。
    本当に感動しました。これからもお体に気をつけて活動頑張って下さい。

  9. 無事に帰って来られてご家族の方や地球のステージを応援する人々が安どで胸をなでおろしている事とおもいます。
    私も心、穏やかに過ごしております。
    あきさんの言葉を聴いて思った事。
    危険地帯へ足を踏み入れる事が出来たのは、仲間とか仕事とかの域を超えてご自分自身の強い意志がなければ無理と思ったんですよね。
    凄い役割を果たして来られましたね。先生同様に敬意をはらいます。
    本当にお疲れ様でした。
    帰国されすぐにステージが始まり、チャンネルを変えるかの様に切り替えなければいけないのは辛いですね。忙しくてそんな事言っていられないのでしょうが大変ですね。
    せめて・・先生の辛い想いが共有出来たら良かった。神奈川のステージ想像しただけで泣けてきます。
    今日、職場で「ニュース23見た?」と聞いたらなんと声をかけた皆なが見ていてくれて嬉しかった!
    お昼に動画を一緒に見ていた子が「凄く疲れている気がする。」と言ってました。
    心労が大きかったと思うので大変ですが、早く体がリセット出来るといいですね。
    今日もお疲れさまでした。

  10. 桑山さん、明子さん
    月曜日から毎日、多くの職員やこども達が桑山さんがこんなテレビに出ていた、こんなことをおっしゃっていた、と私の所に報告に来てくれました。
    ガザのことが職員室の話題になっているのは初めてです。新聞記事を学級通信にのせる担任もいました。
    桑山さんの思いは確実に広がっています。私も広げていきます。

  11. 昨日は出雲でのステージ、本当にありがとうございました。
    連日の本当にハードなスケジュールの中体調を心配しておりましたが、とても心に残るステージをいただきました。
    ステージ2のパレスチナ編では、このたびの話もしていただきました。もちろん海を見に行った少女たちの話も・・・。何度も聞いたステージ2。確かにセリフは以前と同じなのに、何かが違っていました。
    後で、それが「思い」なのだと感じました。現実は重く、先の見えない苦しいものだというのに、ステージの間中流れていたあの清らかな雰囲気。それが「思い」であり、桑山さんのガザの人達に対する純粋な愛おしさなのだと感じました。「思い」は空気に伝わり、確実に人に伝わるのだと確信しました。
    生徒たちもとても真剣に聞いていました。私の前の何十人の生徒たちは微動だにしないので、本当驚きました。気がつくと2時間という時間が流れていました。生徒たちの感想もブラボーでした。
    命に本気で向き合っている人からメッセージを生でもらえる生徒たちは本当に幸せです。迷いながら思春期を生きている生徒たちが、笑顔の裏で本当は抱えている「生きる」苦しさに答えと安心を与えられるのは、本気で命と向き合っている大人の姿なのだと気づきました。
    ダルウイーッシュさんからのFaxのコピーを頂きました。これがダルウイーッシュさんの「思い」なら、せめてこのアラビア語を(訳せなくても)読めるようになりたい・・。どこかにしまってしまったアラビア語の本を取り出してみようと思います。
    何かできることがきっとあるはずですよね。
    本当に本当にすばらしいステージ、ありがとうございました。お体だけは本当に気をつけられて、これからもメッセージを伝え続けてください。出雲のような幸せな中学生がたくさん増えますように・・・!

  12. 1月19日に大阪市内であったパレスチナ問題の市民社会フォーラムに参加してきました。
    想像を絶するガザの惨状、恐ろしい現実を傍観している事の罪深さ、自分自身の無知に愕然としました。
    パレスチナ問題やガザ地区の現実を知る必要性にかられ先生のブログにたどり着きました。
    命を大切にする活動を誇り高く行う先生や皆さんは確かに『生きて』います。
    私も、今の自分にできる事は何かを見つめて『生きて』いると胸を張って言えるような人生をおくりたいです。
    ありがとうございます!

  13. 桑山さん、無事でほんっと~~に良かったです!!!
    地球のステージを見た人は、みんな桑山さんの無事を
    祈っていたと思いますよ。

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