ラファからの電話

 「今、ダルウィッシュの家に着いた」
 という電話がありました。つい先ほど。パレスチナに出かけている桑山さんからです。
 今朝も早くからラファ検問所へ出かけ、粘り強く交渉。医師であること、現地からのレターがあることを強調して、入域の許可を取りつけました。現地時間11:30、攻撃が静かな時を見計らって、迎えにきた救急車でダルウィッシュの待つラファ市内へ向かいました。
 「ラファ市内は比較的静かだ。だけど、活動地の近くも爆撃されて、亡くなった人がいる」
 明日からはラファ市立病院で仕事をする予定です。
 昨日のブログに書いていた入域許可を可能にする「作戦」について聞いてみました。すると、
 「笑顔、優しい態度、強いまなざし」
 という答えが返ってきました。目の前で立ち上る黒煙への恐怖よりも、そこで暮らす人々への思いが勝った結果でしょうか。ふと、ティモールにいるダン先生の姿を思い出しました。
 明日、朝日新聞と共同通信配信の全国の地方紙が「日本人のNGO医師、ラファ入域」ということで詳しく記事にしてくださるとのことです。詳細はそちらをご覧ください。
事務局 石橋優子

ラファからの電話」への10件のフィードバック

  1. たった今、みの~れの実行委員会の会議から戻ったところです。
    とうとう桑山さん、入りましたか。
    実物のダルウィーッシュと再会できた事を知り、言葉にならない熱い思いが込み上げました。akiちゃんも一緒ですか?
    とうとう桑山さん、入ってしまったんですね。

  2. びっくり! おどろき。
    ほんとに入れたとは!
    強い信念が不可能と思われたことも可能に変えたわけですね。「笑顔、優しい態度、強いまなざし」が切り札とは!まいったヨ。
    ネット環境は良くないのでしょうね。このブログも見てもらえるかどうか?
    ガザに入ること自体が無謀と思われます。
    ラファの病院で働いたら、予定通り帰国してくださいね。
    日本での通常の活動もありますよ!
    日本を出発して1週間が経ちます。疲労はまだ感じていないと思いますが、病院でのお仕事はたいそうハードかと思います。少しだけエネルギーを残しておいてください。
    勝手ながら、心配しているMarilynです。

  3. とうとう桑山さんラファに入ってしまったんですね。
    『さすが桑山さん!』と言いたいですが、今回ばかりは生死が掛かっているだけに心配が先に立ち手放しでは喜べません。
    くれぐれも無理はしないでください。
    一刻でも早く空爆がなくなり安全な状態で医療活動ができる様、祈っています。

  4. 桑山さんはきっと入るんだと昨日の部ブログで感じました。
    冷静だからこそ怯えを感じ、そこを乗り越えての決意・信念はきっと眼差しから全身から光をはなっていたのではないかと思います。
    絶対に無事に帰還して伝えてください。
    桑山さんにしかできないことですよね。
    常に無事を祈って待っています。

  5. 桑山さん、
    朝日新聞で桑山さんの記事を見て、ブログにやってきました。桑山さんの言行一致、そして行動力には本当に頭がさがります。桑山さんの視点で見た今回のガザを是非日本の多くの方にお伝えください。
    ルワンダは今週から2009年度の学校が開始です。全員元気にやっております。
    御無事をお祈りしております。

  6. 今朝の朝日やmlで、桑山さんのガザ入り知りました。やりましたね。どこにも出掛けて行く桑山さんのバイタリティー。心配は付きませんが、支援を行ない無事のお帰りを祈ります。
    日本でもできる支援、抗議の活動をこちらではします。
    東チモール日本文化センター@大賀

  7. 3月にコンサートの予定の松山からです。桑山さんはとうとうガザに入られたんですね。3月のコンサートを前にドキドキしながら、ここ2,3日ブログを読ませて頂いてました。まさにTVで報道されている現地に医療活動に行かれている、すごく衝撃でした。平和の、命のメッセージを是非、伝えてください。私たちも小さな一歩から始めます。 無事をお祈りしています。

  8. 桑山先生
    ガザの砲撃が始まってから、ずっと心を痛めていました。
    もしかしたら、先生は行かれるのではないか・・・とも思っていました。
    そして、今日、朝日新聞の記事を読んで急いでやってきました。
    何が今の自分にできるのか??
    自問自答ですが、先生を応援するのも、そしてみんなの無事を祈るのも、支援の一つかも知れないですよね。
    みんなの平和を祈る心が伝わりますように。
    無事に過ごすことができますように。
    祈っています。

  9. 茨城のPTAの方からも、桑山さんにたくさんの応援や心配のメッセージいただいています。
    朝日新聞の記者の方も、このブログを読んでいると思います。そして、なんて反響の多い団体なんだろうと、驚いていることでしょう。
    実は、こんな凄い団体が、日本にあることを、知っていただけたんではないでしょうか。
    kawanobe@水戸さんの言うように、平和を祈る心が伝わるといいですね。見川中を始めとする水戸の子どもさんたちには、伝わっていると思いますよ!

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