今日は奈良女子大付属中高でのステージ。朝伊丹空港に降り立ち、空港バスでいざ奈良を目指しました。スイスイと高速を走り、ものの1時間弱で奈良に到着。もちろん今日もギターを背負い、プロジェクターはじめ荷物をいくつも持っての移動です。バスを降りたところで、タクシーを探しました。が、奈良女子大とバス停はあまりの近距離・・・迷っていると、バス係のおじさんが「そんなに多荷物ならいくつかもってあげるよ。次のバスは45分にしか来ないから、女子大まで運んで戻ってきても間に合うから。」と話しかけてくれました。見ず知らずの私たちに、「一緒に持っていけば楽だよ」と声をかけてくれるんです。なんて素敵な人なんだろう、って本当に心が暖かくなりました。結局、自分たちで運べるからとおじさんの仕事の邪魔をせず、てくてくと奈良の古い街並みを抜けて会場に向かいました。おじさんに会ったら、そんな距離ぐらい何ともない、ってとっても元気になりました。
遠征先でこのような心優しき人にたくさん会います。人っていいなあ、と思う瞬間です。今日の奈良女子大付属のみんなも素敵な生徒さんでした。服装も髪形も自由、ひとりひとりの個性と自主性を大事にしている学校です。ひとりひとりが活きる学校、そんな印象でした。
奈良、これまでは修学旅行で訪れた奈良公園や大仏の思い出しかなかったのが、ステージで通うようになり、とても素敵な人たちが暮す里、そんな印象に変わりとても身近になりました。
おはようございます。1000回記念公演のとき、ベッドで入場していた桂ちゃんのこと覚えていますか?養護学校高等部の3年生。脳性まひのため四肢に重い障害があるけれど、リハビリで字が書けるようになり、た~くさんの『詩』を書いています。ブログ「積乱雲」でも発表していることは、「地球のステージ」会報でも紹介していましたね。その桂ちゃんの詩に、県内の音楽の先生が曲をつけ、コンサートホールで演奏会がありました。
●「流れ星」
星は夜空の涙
たくさんの子どもがやってきた
ある子は生まれる前にやってきた
ある子はよちよち歩きができた次の日にやってきた
ある子は一度も歩くこともなくやってきた
夜空は涙を集めて
長い長い流れ星を作った
宇宙を一回りして
また新しく生まれることができるように
※(県内の新聞に掲載された「詩」を引用しました)
桂ちゃんは1月の「ステージ4」に参加予定です。体調がよければということですが・・・ 楽しみです。
13~14日は、茨城で4公演がありました。
今回も「ステージで出合った人々」の、熱い想いが伝わるものでした。
初めは笠間小でのステージ、たまたま時間があったので、PTAの方たちの話を伺うことができました。
な~んと!体育館の屋根にある明り取りを、床のシートで塞いだと言うのです。暗室にできるような体育館ではなかったわけです。いくらPTAの方たちでも、体育館の屋根にまで登ったという方は、少ないと思います。窓には米袋の目張りが・・・。お米屋さんの方の提供だとか。
笠間のみなさんは熱い!
次は、水戸芸術館でのステージ。水戸2中の育成会の方たちの主催でしたが、開催までに何年もかかったそうです。実行委員の方たちの役割分担がしっかりしていて、機材の搬入、搬出は、とてもスムーズに行うことができました。
水戸のみなさんは熱い!
翌日は、真瀬小でのステージ。つくばの代表の飯野さんの母校です。私が会場に着いたのは朝7時半でしたが、すでにほとんどの機材が、所定の場所にある状態でした。仕込み開始30分で出来るとは!さすがです。
つくばチームは熱い!
次は土浦にあるつくば国際大高でのステージ。
会場は体育館の二階でしたが、重い機材を、生徒さんたちが、ホントに気持ちよく楽しそうに運んでくれました。
聞く態度も良かったですが、何より校長先生の、ステージを開催する想いというのが伝わってきました。来年には、千代田校舎でも開催するそうです。
つくば国際大高のみなさんは熱い!