今朝も!
ダン先生とクリニックのみんなは淡々と日々の診療をしています。
オーストラリアの理事たちは病院の中をうろうろと歩き回り、いろんな人に警告を与えています。でも、みんな話したくないという意思表示で黙々診療を続けています。
この状況で考えると、理事たちは、
「じゃあいいよ。僕たちはお金はもう送らないからね」
と言い残して去って行くという選択肢。自分たちの思うような病院にはできないということを理解して帰国する可能性です。
すると、みんなの給与は誰が払うのか…。
でも、この動きを見て理事たちが、
「やはりこの病院はこのままの運営の仕方で、必要とされているんだ。仕方ない今回は折れてダンとみんなの意思を尊重するよ。」
となるのか。
途上国を舞台に、先進国という国の人たちが自分たちのやりたいことを実現するのが「国際協力」なのか。自分たちの思いや願いよりも途上国の人々の思いを優先できるのか。試されていると思います。
まだまだ闘いは続くバイロピテ病院です。
桑山紀彦