今日は朝から宮城県の県立古川工業高校で「語り部の会」でした。
これは今年から新たに文科省→宮城県教育委員会経由でやってきた委託事業で、宮城県内の小中高等学校を「語り部の会」と「地球のステージ」でまわるというもの。ステージが5回、語り部の会が15回で全て無料で開催できる、画期的なプログラムです。
今日は丹野さんを主人公とした語り部の会の第1回講演。うちの名取事務所を守る武田絵莉香と共に、出かけました。
久しぶりの丹野さんの語り。またしても泣きすぎて脱水となり、頭が痛くなってきました。
丹野さんはますます磨きをかけて語ってきます。しかも目の前にいる高校生が一番大切にしなければならないことに触れ、心の琴線を揺すってきます。それはとても大切なこと。「いのち」と「自分の生きる役割」について触れてくるからです。
何度聞いても涙が出る。それは丹野さんが一言一言を自分の本音として語っているからだと思う。飾らない本当の気持ち。それは人の心を打ち、「では自分に何ができるのか」をしっかり考えさせてくれるとても前向きな内容です。だから涙が故に脱水となっても、それは決して哀しみだけではない、自分に向き合わさせてくれるエネルギーに満ちたものだから、終わったあとに気持ちがほっとするのだと思います。
これからもこの語りが、全国に拡がっていきますように。
その後「閖上の帰国」に行き、小齋館長はじめ、成一さん、上條さん、渡辺さん。みんなとお茶飲んで過ごしました。
「なんでこんなに落ち着くんだろう」
「閖上の記憶」はそんな想いにあふれています。やっぱり名取の仲間たちは最高!と思いながら名取の巨大なスーパービバホーム寄って海老名への帰路につきました。
このような委託事業が「地球のステージ」と「閖上の記憶」に白羽の矢が立ったのは誇らしいですね。
それだけ活動の評価が注目されたということで、これからもっともっと存在感を増すことでしょう。