今年度最後の公演&あみーずの皆さん

今日は今年度最後のステージ、「いのちのステージ~大川ゆかりさんと共に」でした。
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 宮城県の大河原中学校を舞台にしたものですが、2学年で500人近い、大きな学校でしたがきちんと聞いてくれる、素晴らしい学校でした。

 今日も桑山のステージはまさに「前座」的に進めていきましたが、今日の大川さんはまた素晴らしかった。毎回新しい話が出てきますが、今日は生き残った大川さんの長男、泰輝(たいき)くんのこと。
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 泰輝くんは目の前で弟の駿くんを失っています。どれほど悔しい思いをしてきたか、どれほどすまないと思ってきたか想像するだけで涙が止まりませんでした。

 その泰輝くんはなんと防災の専門家としての講習を受け続け、ついにその資格を取ったというのです。悲嘆に暮れる中、兄としてできることは「防災の技術を身につけること」なのだと泰輝くんは判断したわけです。

 なんというがんばりでしょう。きっと駿さんも天国から喜んでいると思います。

 そしてそれをこうして中学生の前で報告できたゆかりさんもまた嬉しそうでした。それでも涙を流しながら語るゆかりさんですが、決して哀しい涙ではなく、心が熱くなる涙でした。

 文科省が支援して宮城県内の学校で展開してきた「いのちを語りつぐ会」。その中のイベントとして継続してきた「いのちのステージ」ですが今年度で終了です。文科省は来年度からは仮設住居を中心とした支援に切り替えていくそうです。

 でも、この「いのちのステージ」ご用命頂ければ、丹野さんやゆかりさんと共に出向きますので、是非「命の大切さ」について子どもたちに伝えたい!と言うことがありましたら、是非公演をご依頼下さい。

 さて、帰ってきたら「閖上あみーず」のみなさんが待ち構えて下さっていました。そして出てきたのが「開院祝い」でした。みなさんの思いが伝わってきて、本当に嬉しかったです。
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 「ゼロ」ではなく「マイナス」からの出発であったあみーずの皆さん。こちらの都合で新規開業しようとする僕に、「頑張れ!」と高額の支援金を預けて下さる。こんなに嬉しいことがあるでしょうか。とても大きな励みになりました。

 まだまだ新規の患者様からの申し込みは数件のみ。クリニックとしてやっていけるかの不安は強いですが、

「頑張ればなんとかなる」

 と信じていくしかありません。

 あみーずの皆さんの応援が、その大きな励みになりました。みなさん、本当にありがとう。

桑山紀彦

今年度最後の公演&あみーずの皆さん」への1件のフィードバック

  1. あーみーずの皆さんの穏かな顔つきが素敵です。
    〝レインボーたわし‴でどれだけ心を癒されたことでしょう?。
    これからも活動は続くのですか?

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