今日は今年度最後の、丹野さんとの「いのちのステージ」でした。
宮城県七ヶ浜町の向洋中学校。瀬成田先生という気鋭の先生が呼んで下さいました。
瀬成田先生は「向き合い教育」を実践されている数少ない先生ですが、その一環でこのステージが実現しました。
最初の1時間は桑山が津波に特化したステージを行い、そのあと丹野さんが30分、「語り」をつなげて下さるのですが、いつ聞いても丹野さんの話には涙がこぼれます。でもそれは決して哀しい涙ではなく、こころが揺り動かされる、そんな涙。平たく言うと感動の涙です。
そしていつも新しい話しが加わります。今日は先週の5年目の3月11日の慰霊祭「追悼の集い」の後の話。長女のはるかさんが近くのエアリモールの「サーティワンアイスクリーム」でやった、「全ての種類のアイスをみんなで全て食べる」
というお話。
これは同じ学年で亡くなった遠藤一生くんが生前に言っていた、願い(今は遺言になってしまいましたが)を同級生としていつも実行しているその「追悼」の儀式なのです。
こうして、20歳になったあの日が卒業式だった平成22年度卒業生たちは、天に昇った仲間にこころを馳せてこの暴挙とも言えるような「全種類のアイスをみんなで食べる」ことをやってのけているのです。
暖かい、友だち思いの話し。
丹野さんは、そうやって心に元気をともすような話しを加えて語りを終えていきます。
泣きすぎて今日も頭痛がしてきた…。
そのあと桑ちゃんと丹野さんと共に宮城県庁を訪れ、来年度の助成金の話しをしてきました。もちろん確定ではないけれど、「来年度もできるだけ応援します」という心強いお言葉。
本当に宮城県にはお世話になっています。
地元の自治体が頼れない今、この宮城県とのつながりをより一層強固にしていきたいと思いながら名取に帰っていきました。
3月11日の鳩を飛ばしたあとは、丹野さんもNHKの生出演などがあってなかなか忙しかったために、いつもお願いしているハグができなくてなんだか寂しかったけれど、今日、今年度最後の協働のステージ「いのちのステージ」ができて、ゆっくりと丹野さんとハグができて嬉しかった。
丹野さんとは心の距離がほとんどなくて、安心できます。
これからも丹野さんと共に歩いて行きたいと思ういい1日でした。
桑山紀彦
丹野さんって本当に強い人だと思います。
ところで海老名の引越しお手伝いですが色々あってどうにも
都合がつきそうにありません。
力仕事でなければと思っていたのですが・・・すみません。