10日の大阪、1000人のステージを終え、一旦山形に戻ってそのまま500キロの道のりを駆けて故郷、飛騨高山に帰りました。
「高山ってこんなに暑かったっけ?」
するとお袋が言いました。
「今年は異常なんや、暑くて暑くて大変なんや」
高山は、僕が生まれてからずっとエアコンのいらない街でした。夏は暑いけど、そんなのほんの1週間くらい。すぐに涼しい風が吹いて、夜に眠れないなんてことはありませんでした。
今日はお墓参りでしたが、恒例でお袋の実家に寄りました。
高山でもかなり規模の大きい専業農家なんです。
従兄弟のヒロちゃんに聞いてみました。
「なあ、百姓としてこの夏の暑さ、どう思う?」
「のりすけ、これは異常やぞ。こんなことはな、オレが農業やって初めてや。こわいこっちゃ」
「稲とかはどうなんや?」
「おお、暑すぎてな、稲が自分を守るためにもみ殻厚くしとるんや。そやで中の”実”の部分が今年はえらい細いもんになっとる」
やはり世界的な気象の変動が、じわじわと、でも確実にやってきているんでしょうか。
15日、山形に戻って病院に顔を出し(?)、16日からは神戸、滋賀、山口の3連続ステージが始まります。
暑さに負けないように、頑張っていきます!
桑山紀彦
我が家も、あと一週間ほどで稲刈りが始まります。
今の田んぼはほとんどが、蛇口をひねると水が出てくるようになっているので、日照りでも大丈夫なのですが、問題は「味」です。19年産の我が家のこしひかりは美味しくなかった!暑さのせいだろうとは思っていましたが。
昨年は、記録的な猛暑。今年も、気温が35度と聞いても、珍しいとは感じなくなっていました。怖いことです。
今年の「さつき米」、どうなることやら。