ついに明日、閖上中学校が取り壊されるという情報が入ってきました。
いつかはくると思っていましたが、ついのその日が来そうです。
丹野さんが常に述べているように、「復興とは破壊である」という言葉が今眼前に迫ってきています。
丹野さんや大川ゆかりさんの気持ちは、どれほど辛いか考えるだけで胸がワサワサしてきます。
少しでも閖中を残しておきたくて、最近定点撮影とドローン撮影を多用してきましたが、ついに明日の10時から工事が始まるという…。
残すことはできないのだろうけれど、気持ちが全然ついていかない。気持ちをガシガシ踏みにじられるような思いを抱えてしまいます。
そんな中、今日はもと閖上中学校教諭の藤村先生の2回目の「語り部」でした。
藤村先生ほど気持ちのある、向き合おうとする先生はいないだろうというほど一生懸命語って下さいました。現役の先生である藤村先生はどんな思いで「あの日のこと」を語っていくのか。たくさんの観客と共に時間が過ぎていきました。
子どもたちの「亡くなった同級生のことを忘れない」という言葉はいつ見ても聴いても心に来ます。こうやって語り部を聞くことで、また新たな気持ちになり、自分たちが果たす役割を自覚することのできた休日でした。
「閖上の記憶」の展示の充実も急ピッチです。
担当の桑ちゃんのがんばりはもちろんですが、ステージ事務所最年少、20代の武田さんのがんばりが最近とみに光っています。
これからも機会があれば、是非「閖上の記憶」においで下さい。
桑山紀彦
思い起こす遺構設置などの計画は全くないのでしょうか?
閖中ですが、「心の拠り所として校舎を残してほしい」という思いが、
多くの住民にあったのではないかと思います。悲しく、残念ですね。