ケニアへ向かう道中のちょっとした出来事を紹介します。
それは飛行機の中での出来事。
今回の企画は、JICAから委託を受けての取材。もちろん予算もJICAから出ています。ということは、後日精算がいるわけで、飛行機の搭乗半券なども証憑としてしっかり取っておかなくてはなりません。
今まさにナイロビ空港に着こうとしている時、突然桑山さんが焦り出しました。自分の搭乗半券がない！と。シャツやジーンズのポケットやら、所持品をひっくり返し探しても出てきません。シートポケットも穴が開くほど見て探しました。でも見当たりません。
「無ければなんとかするからもういいよ」
そんな気遣いのつもりでかけた言葉がやぶへびです。
「いや、絶対にあるはず！何が何でも探す」
そう言って何度も何度も辺りを探します。
飛行機は着陸態勢に入っておりもちろんシートベルトサインが点灯しているので、立ち上がるのは厳禁です。シート脇を探しながら、この辺りに置いた記憶があると言ってシート下に落ちていないかのぞき込んだり、脇を探したり・・・でも見つかりません。
そして、絶対にこのシートのクッションの下にあるはず、このすき間から落ちたんだ！と言って諦めません。
「まさか、こんなすき間からなんて・・・」そう言葉を返しましたが本人は確信しています。
そうこうしているうちに飛行機は着陸し、シートベルトサインが消えました。
その途端、立ち上がりシートをベリッベリッとはがしたのです。今まで座っていたシートがはがれ骨組みがむき出しに・・・そして、なんとそこに搭乗半券が神々しく横たわっていたのです！
びっくりしました。あるはずもないところに半券があったのもそうですが、座っていたシートがはがれて骨組みがむき出しになっています。飛行機のシートってはがれるんだ！そして半券があった！変な感動がありました。クッションはベルクロで止められているだけで、もとに戻せば今までと同じように立派なシートに収まっていました。
私ならとっくに諦めていたと思います。でも桑山さんは違うんですよね。これだ！と思ったら絶対に諦めず結果が出るまでそれを信じて突き進める信念がある。ちょっとしたことですが、こんなエピソードでもそれを垣間見ることができました。
これはアフリカ取材の余談でした・・
ケニア・ワムムの大空
桑山さんの焦りぶりが目に見えるようです。
几帳面な桑山さんでもこんなこともあるんですね。
思わず笑ってしまったエピソ－ドの、最後にとても感動しました。「これだ！と思ったら絶対に諦めず結果が出るまでそれを信じて突き進める信念がある。」日常でいつもいいことばかりではなく、めげてしまうことや本当にこれでいいんだろうかと迷うこともありますね。でも、これだ！と決めたら、絶対に諦めない。「何の為に」がぶれなければいいのだと思いました。私も諦めないで頑張ろうと勇気をいただきました。
いつだって地球のステージと桑山さんから勇気と元気をもらってます。そして、１歩前に踏み出していけます。
「ありがとう。地球のステージ」です。
桑山さんの人となりがわかるこんなエピソード、応援団にとってはありがたい貴重な情報です。akiちゃん、またお願いしますね♪
搭乗半券のエピソードは、ハラハラさせられましたね。
でも、桑山さんなら、それもありかな？と思いました。
３月の全国制覇の岐阜の朝、凍結路面をドリフトしながら走ったワゴン車。桑山さんの冷静な運転は、同じ運転する者として、スゴイと思いました。そんな桑山さんも、時々、「ありえな～い」ポカをすることもあるんです。
１２日のステージは、八王子の四谷中学校でした。昨年も、ステージ１を開催してくださった、大貫先生という熱い先生のいる中学校です。
前回は何と、「西八王子」で降りるところ、「西国分寺」で降りてしまい、開催時間に、遅刻してしまいました。
しかも、バイオリンを忘れてきて、急遽、音楽の先生の協力を得て、他の学校の備品のバイオリンを借りた・・・というおまけつきでした。四谷中の先生方の連携のよさに助けられました。
今回は、同じことがないといいね、と、先生方と話しあっていました。私も桑山さんに、「間違わないよーに」と連絡しておきました。今日はバッチリ、開演３５分前に到着です。
「ケニア・ワムムの大空」の写真。
大地も大きいが雲も大きいですね～。
雄大さを感じます。
シート下の搭乗半券って桑山さんのでした？
前客のかもしれませんよ～。