今日は神奈川県海老名市のステージでした。
中新田小学校
今から7年前。海老名市の内野市長は「地球のステージ」をみてくださり、このステージを海老名の小中学生すべてに見せる!という事業が始まりました。
小中19校ある海老名市。3年かけてすべての小中学校を回っていますが、今年で2巡目が終わりました。いよいよ来年からは3巡目が始まります。そしてその来年からのステージはもっと学校と緊密な関係を築いていくために、年度当初に学校の先生方と話し合い、その学校がテーマとしているもの~例えばいのち、人権、キャリア教育、環境、国際理解などをあげて、それに沿った展開にしていく方針です。
加えてそそれぞれに学校が抱えている問題~例えばいじめ、学力低下、落ち着きなさなども内々に話し合い、それにも沿った形でステージを構成していくというものです。
そしてさらに「故郷篇~海老名版」を制作し、この海老名の街で働く人々の肖像を動画で撮りため、海老名のみで構成した「故郷篇」をつくって最後に公演していくというものです。これを通して、世界への想いと共に、我が故郷への思いも強くしてもらおうという狙いです。
さらに、小学校では「総合的な学習の時間」とのリンクも計ります。例えばアルミ缶回収は「地球のステージ」の東ティモール事業に向けて行うことで、より目に見える支援を形にするといったアイディア。また、「地球のステージ」で取り上げた国を授業で扱い、その国に関する質問を桑山本人に投げて、こちらが答えていくという双方向のつながりも意識していきます。
こうすることで、「地球のステージ」が単に「公演」だけでなく、日ごろのつながりの中で意識されていくような環境づくりを目指していきます。
海老名市長の後押しと、海老名市教育委員会の先生方のやる気が、こんなところまで進んできました。
この海老名市における全国でも初めての取り組みがうまくいくことで、他の市町村にも波及していくといいと願っています。
海老名小学校
大谷中学校
そんな海老名公演が終わって海老名駅。
明ちゃんがレンタカーを返しに行っている間に赤木さんと小田急の改札前で明ちゃんを待っていました。そして明ちゃんが来たので、赤木さんを小田急に見送り、桑山は相鉄に・・・。そして乗ろうとしたその瞬間、
「あれ?バイオリンを背負っていない!」
真っ青・・・。
桑:「どこにやったっけ?」
明:「知らないよ。レンタカーの中?」
桑:「いや、赤木さんと歩いてくる時は背負っていた。」
明:「赤木さんが持ってった?」
桑:「いや、背負ってはいなかった。」
そして明ちゃんはレンタカー屋に電話しつつ、桑山は赤木さんに電話。
桑:「バイオリンがないんじゃ。」
赤:「え??わたしはもっとらんよ。」
桑:「ひょっとして、通路の手すりにところか?」
赤:「わかった戻ってみてくる!」
~数分後
赤:「あった~、あったよ~!」
桑:「どこに?」
赤:「駅の通路にそのまんま寂しそうにたたずんでた~」
ということで、百数十万円の楽器がそこにあっても、誰も取ろうとしない海老名の皆さん、ありがとうございます。時間にすると15分くらいは駅の改札前の通路の手すりに、放置されていたことになります。
いや~、びっくりしたあ。
これからはちゃんと背負っていることを、みんなに確認してもらおう。
ということで、すごいおまけのついた6年目の海老名公演でした。
桑山紀彦
ステージを入り口にして、総合的な学習につなげていく・・・。
素晴らしい取り組みですね!
この取り組みがきっかけとなって、全国の学校にも広がるといいなぁ!!
しか~し、駅にぽつんと置かれたバイオリン。光景が目に浮かびます。
市長の手から教育委員会が本腰になったのは心強いですね。
きっと、子供の情操教育に多大な影響を与えるに違いありません。周辺地区にも広がるといいですね。
健康管理も、楽器の管理も十分留意しましょう・・・。