昨日、ダルウィーッシュがサナブリ校の被害状況を写真で送ってきてくれました。
まだまだ空爆は継続しており、今日は海側からの攻撃もあったラファの街。それでもダルウィーッシュは自分の学校が気になって写真を撮ってきてくれました。
サナブリ校は、「国境地帯に住む子どもたち」の「心のケア」の活動拠点です。
目の前が国境でいくつものトンネルの入り口にあたる白いテントが並ぶ危険地帯です。
今回イスラエル軍は相当数の爆弾でここを攻撃してきましたが、それによって被弾したサナブリ校はかなり痛んでしまいました。
外に回ると棄権なので、とりあえず内側からの撮影ですが、爆風で窓が割れ、窓枠もゆがんでしまっています。子どもたちの活動の場である学校や教室が爆撃の被害に遭っている姿を見ると、心が痛みます。
(窓枠から外れてしまっています)
(子どもたちがこんな姿を見ないように、素早い修復が可能になっているのは、皆様の支援金のおかげです)
幸い、皆様から寄せられた200万円に及ぶ支援金は80万円が既に避難所の配給物資として配られました。
そして残りの120万円以上の資金がこのサナブリ校の再建に使われます。
まずはガラスを取り寄せ、セメントをこねて、ドアの木枠を直し・・・。根気のいる作業であり、物資の不足気味な状況下で集めていかなければなりません。しかし、今回は皆様からの熱いお気持ちがとても早くに集まったため、ダルウィーッシュには既に修復に向けて動いてもらっています。
ダルウィーッシュが心から日本の皆さんの素早く熱い支援に感謝しておりました。
新学期は本来は8月31日(日)からでしたが、今年はやむなく2週間遅れの9月14日(日)からになりました。そこまでに学校を直し、元気な子どもたちの心を浮けとめていけると思います。
本当にありがとうございます。
桑山紀彦
追記
シネマ・ワークショップ・トレーニングで我が現駐在、那美子さんが習作として作った「一台のカメラで、複数のカメラで撮ったように撮影する」という課題のビデオをアップロードしました。
ダルウィーッシュの顔が出てきます。
震災学習担当の桑島愛希子、国際事業担当の樫尾絵梨、事務局長の後藤彰子も登場します。
こちら→http://youtu.be/pEjd7Sp55VA
写真を撮って来てくださって有難うございます。
痛ましい様子ですね。支援が役立つことをうれしく思います。
新学期に子ども達がここで笑顔になれるよう願っています。
紛争って本当に空しいですね。
平気でこういうことが行われることに腹立たしさを禁じ得ません。
早く修復して子供に安堵してもらうのが無法へのせめてもの抵抗と思っています。
僅かな支援金を送りました。・・・が
皆さんの心が集まると
大きな力となるんですね!
一人一人には力がなくても
諦めないことだとわかりました。
サナブリ校の子どもたちに
笑顔が戻りますように。