「アエラ」の反響

今日、「アエラ」紙が発行され、「現代の肖像」の桑山が紹介されていました。

 早速いろんな反響を頂きました。まずは、
「写真が怖い」
「写真が合っていない」
「写真の意図がわからない」
 なるほどですね。でもきっと編集部は「一筋縄ではいけないある男の半生」を描くにあたって、内面の葛藤や重さをかもし出すことを目指したのだと思います。
 カメラマンの方はとてもマニアックな方でしたが、でも
「メガネを外してください」
と依頼してきたときに、
「この人は、こちら側の枠が解っていない」
とは直感しました。
 さて、本文です。
「常に殻を破り、挑戦し続けてきたことがよくわかった。」
「あっちにぶつかり、こっちにぶつかり、でも必死に生きてきたことがよくわかった。」
 と概して好意的な感想を頂けましたが、事務局内部では、
「桑山さんをよく知っている人であれば、笑い飛ばせることも多いけど、初めてみた人はどう思うだろうね?」
 という感想もありました。また、理事のお一人からは、
「現代の肖像というテーマに沿っていない。力不足。」
 という意見も。「地球のステージ」が伝えてきたこと、変えてきたことをもう少し掘り下げてほしかったという意見も付記されていました。
 文章とは難しいものです。
 それでも桑山はあの文章を読みながら泣いてしまいました。
 自分が、迷いながら、悩みながら、これでもか、これでもかと生きてきたことが少し解ってもらえて気がしたのだと思います。
 「医局の先輩医師の執拗ないじめに遭い」
 という下りは、情けないですが率直に言って嬉しかったです。
 いつも泣き寝入りだったので、こんな形で書いてもらえたことで気持ちが晴れた思いでした。おそらくOさん、Mさん、当事者のお二人は、
「いじめじゃないですよ。」
 と反論してきそうですが、いじめている側は概してそういう意識でいじめていることに気付いていませんからね。
 最後の息子、翔也の言葉には感謝しています。いつの間にそんなふうにみていてくれたのか、全然気付きませんでしたが、優しい人になってくれたと感謝しています。
 そんなわけで手前味噌ではありますが、ライターの歌代さんに感謝しながら、この文章を大切にしていきたいと思います。願わくばカメラマンが別の人だったら、もう少しだけ納得できたかな。
 皆さんは、どんなふうに感じたんでしょうか・・・。
桑山紀彦

「アエラ」の反響」への8件のフィードバック

  1. お久しぶりです。
    アエラを買おうと思い、書店に行ったら、たった1冊残っていたアエラは他の方の手に。あ~あ、と思ったらその方はなんとYusaさん。久しぶりに桑山さんが会わせてくれたんですね。写真を見て、「・・・・・」とふたり。アエラは彼女が購入。内容は見ていませんが、やはり現実の桑山さんの画像ではありません。それとも「内面そのもの」?
    また、お会いしましょうね。

  2. アエラの「現代の肖像」が焦点を当てたこと自体はすごいことです。誇らしい気持ちで読ましてもらいました。
    まるで「地球のステージ」と「震災編」をなぞっているような感じの解りやすいプロフィールでしたが、ステージを知らない人に桑山さんの公平無私の人格が伝わるかどうか??
    もっと「地球のステージ」の何たるかを記述して欲しかったですね。

  3. 桑山さん
    ご無沙汰してます。
    新聞広告で桑山さんの記事がAERAに載ると知り、いつも立ち寄るスーパーでそこだけササッと立ち読みしてきました。
    …結果、号泣(心の中で)。特に息子さんのくだりに。
    10年も前に同僚が「お子さんは桑山さんの活動をどう思ってるのですか」と聞いたとき、桑山さんは「まだ小さいから分からないだろう」とおっしゃってましたが、それを思い出せば隔世の感です。。
    しっかりお父さんの背中を見て成長されたことに、私まで嬉しくなりました。
    桑山さんの、もがきながらも懸命に自分の出来ることを最大限に実行していく姿に圧倒され、近寄り難く感じることもありますが、そんな桑山さんを遠巻きに応援しながら、私も私の出来ることをしていこうと思います。
    いつかまたステージを見に行きたいです。

  4. アエラの写真、あれでいいと思いました。カメラマンは本能的に桑山さんの内面の顔を撮ろうとしたんだと思いました。それにはメガネが邪魔だったんでしょうね。なんか理解できますよ。
    歌手、桑山としては撮られたくなかった顔かもしれませんね。

  5. 久し振りにブログを開けると 調整中?!
    やっと 仕事を 終え再挑戦すると なんとなんと 我らの(えらそうにごめんなさい)桑山さんがアエラに!
    探さなくては・・
    ちょっぴり 出遅れましたが、これも 私。
    感想は 後ほど。

  6. 地球のステージをもっと 深く書いて貰うには、part2を企画して貰うしかないのでは? さすがプロ。素晴らしくまとめられていたと思います。
    新聞の写真を見た時、「こわ!」と思いましたが、本誌をみたら妙に納得。
    アエラに掲載されただけで凄いですよ。

  7. アエラ・・逸ママさんに本屋さんのラスト2冊のみの1冊を譲ってもらいました。
    ステージ終了後の握手しながら微笑んでくれる笑顔とは違う、生きる力強さを感じる写真でした。そして記事を読んで納得です。
    迷いながら悩みながら生きてきた桑山さんだからこそ
    江里ちゃんや丹野さん、皆さんが心を開くことが出来るのでしょうね。
    私も心が弱くなっている時、自信満々の人には
    心が開くことができません。
    一緒に泣いてくれる桑山さんの存在がありがたいのです。
    9/11 中部地方の中日新聞の一面に震災1年半として
    閖上地区の丹野さんの記事が載りました。
    「閖上の記憶」に行きます。語りを聞かせて下さい。
    慰霊碑の14人の子供さんの名前にそっと手を触れされて下さい。

  8. AERA、見ました。
    それも、仕事先の隣にある
    図書館で。
    このところ、忙しいというより
    仕事がさばけず、徹夜でやらなきゃ
    片付かない作業の山のせいで
    ちょっとブログを覗かなかったら、こんなニュースが。
    今日はボランティアの応援をしてくださる市役所の方に
    「AERA見ました?服部さんがいつもいってる東北のドクターだと思います」って教えてもらったので
    掲載されてるのがわかりました。
    いろんな方に
    しっていただけてるなあ。と、
    思わずにんまり。
    明日本屋さんに探しにいくのが
    楽しみです。

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