曲つくりの中で

音楽ワークショップ3週目の今は、瓦礫による楽器「ガレッキ」つくりと、曲つくりです。

 「ガレッキ」はなかなか「シ」が見つかりません。「ミ」は見つかって大喜びだったのですが・・・。
 実は今日みんなで探していたら「シ」が見つかって見事な音階が並んだのですが、それはガラスだったため、叩いていたら角がかけて「ラ」になってしまったのです。がっかり・・・。明日以降のチームに期待したいですね。
 さて、月曜日の美田園チームのみんなと歌詞をつくりました。みんなに書き込んでもらった「津波の日に感じたこと」と「未来に願うこと」のワークシートの言葉を拾い出し、ドクトルこと、僕が歌詞に編み直してみました。
 そして出来たのが、この歌詞です。一つ一つの言葉は子どもたちが書き込んでくれた「キーワード」です。

作詞 「美田園チーム」のみんな

まとめ ドクトル(桑山紀彦)

(1番)

つなみがきて かなしかった

こんなことが おきるなんて

さむくて ねむれない

よるがつづいたよ

父さん 母さん あえてよかった

だいじなもの なくしたけど

このむねの中 いのちがあるよ

(2番)

いろんなもの たいせつなもの

かなしいこと たのしいきもち

ごちゃごちゃ ぐるぐる

うまくいえないよ

それでも 信じていることがある

きぼうのまち、大きないえ

ゆめをもてば しあわせになる


 それをみんなで大合唱。なかなか良い感じです。帰りのバスの中でもちゃんと歌っている子どもたちをみているとなんだか嬉しくなって、ケンケンは、

「このまま旅に出たい気持ちになったな~」

 と言っていました。

 ギター、オリジナル曲、みんなで歌う・・・。

 そんな事が嬉しくて、例え歌詞の中に辛いものがあっても、ちゃんと子どもたちはそれをかみしめながら歌ってくれます。

 今日は、桜の仮設住居の子どもたちと歌いましたが、みんな大きな口で歌ってくれます。閖上小学校の子どもたちはやっぱり素直で良いですね。

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桑山紀彦

追記

 「閖上の記憶」の新聞記事を紹介します。

毎日新聞

読売新聞

朝日新聞

曲つくりの中で」への3件のフィードバック

  1. 歌っている子どもたちの表情がいいですね。
    ステージの震災編にはいるのかな?楽しみにしています。
    新聞各社の記事を読みました。
    それぞれ違いはあるけれど、記事をきっかけに皆さんが来てくれるといいですね。

  2. この詩にアヨ・バンキットの曲がつくのでしょうか?
    子供の気持ちが素直に出ていてすごくいい詩です。
    きっと良い歌に仕上がるでしょう。楽しみです。

  3. 桑山さん、閖上の記憶の開所、お疲れ様でした。
    仙台に是非行きたい!
    と思っています。いつになるかはわかりませんが、
    必ず行きます。

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