2010年度総会終了

5月22日、今年度の総会が終わりました。
 昨年度はつくばの皆さんにお願いしたのですが、今年は開所&開業したので、仙台都市圏、本部のある名取市で行いました。
 全国から人が来てくださって嬉しかったです。
 昨年度の活動報告&会計報告も無事承認され、新年度の活動計画&会計予算も承認して頂けました。ただ、昨年はインフルエンザによるキャンセルの影響もあって赤字になっているところが、指摘されました。それは決してネガティヴな指摘ではなく、「赤字解消に向けてがんばれ!」というものでした。
 
 その一つの方策として、「ステージ2番」のCDを録音し直して新発売にしていること。7月には1番から5番までを網羅して内容を一新した新しいパンフレット(20ページの大作!)の発売を予定していることです。
 これまでステージグッズはほとんど持っていらっしゃる皆様にも、この2つの作品は喜んで頂けると思っています。
 総会に続いて2回目になるミュージカル版「地球のステージ」。
 2回目は比較的落ち着いてで来ました。余裕が出てきたのかもしれません。音響&照明はかねてより信頼と親交の深い山梨の小口さん、中西さんにお願いしました。期待通りの音と光で、大満足でした。
 このミュージカル版には常に賛否両論あります。
 「通常のステージの方がいい」「会員向けだね」
 あまり評価されないところもあります。
 しかし、今日お会いした新しい会員の方から、
「70歳になる母を連れて行きました。母はもちろんステージ公演は見たことがないので、どんな感じ方かと思っていましたが、幾度も涙をし、時には自分の戦争体験を思いだし、時には途上国の子どもたちに生きざまに感動したり、また涙したりしておりました。
 構成もうまく、すっと気持ちに入ってくる作り方になっていて、非常によかったと思います」
 とのこと。まずはほっとしました。
 そして密かに来ていた我が高2の息子。彼は2週間前にサッカーの試合中、接触にて前十字靱帯を断裂。現在松葉杖をつきながら手術を待っている不遇の身ですが、
 「とっつあん、よかったよ。すごく構成がいい。流れがよくわかった。そして何よりも、ダン先生にもう一回会いたくなった」
 といつになく饒舌に語ってくれたのがうれしかったです。
「桑山が主人公過ぎて、見ていられない」
「独りよがりな感じがする」
 批判サイドのポイントはそのあたりかもしれません。それも受け止めましょう。でもやっぱり人はそれぞれの感じ方をするようです。桑山としては、今後も鋭意この一人芝居版(ミュージカル版という呼称を改め)をUp-Gradeでしていくつもりでいます。
 懇親会のあとの2次会で膝を詰め、何人かの皆さんから大変有意義かつ、詳細なコメントを頂けたのも幸いでした。特に
「ダン先生から“なに甘ったれたこといってんだ!”と怒られて、桑山がへこみ、その意識の中でパキスタンのワジームの”そんなものいらないね!”という言葉につながるその“落差”をもう少しわかりやすく表現するべきだ」
など、とっても参考になりました。
総会2010年
懇親会にて
 では、また来年!
桑山紀彦

2010年度総会終了」への4件のフィードバック

  1. 桑山さん、スタッフの皆さん、そして全国から参加された会員の皆さん、総会お疲れさまでした。
    厳しい意見も、完成度を高めて磨きをかける為には必要ですね。
    「ミュージカル地球のステージ」どうか続けていってください。
    ※桑山さんの息子さんが観に来てたのですか!
     そんなコメントが入る事も、
     桑山さんのもう一方の一面が見えて素敵ですよ。

  2. 総会お疲れ様です。
    桑山紀彦さん、地球のステージのスタッフの方に提案があります。
    地球のステージ1~5番までの語りと音楽、映像を合わせたDVDを販売して欲しいことです。
    次に今いろんな所で上映している「地球のステージありがとう物語」をDVDでステージ関連グッズで販売して欲しいことです。その理由はステージや映画を見たくても見れない人が日本にも必ずいると思うからです。
    世界の悲惨さや痛みを見てみたいけど、なかなか見れない人がいると思うし、さらに、地球のステージ桑山紀彦さんが活動していることをもっと深く知り何かに役立てたいと思う人がいるはず、やはり音楽のCDだけでは伝わるのに限界があると思うので、なにとぞ僕の提案を真剣に検討し販売して欲しいと思います。

  3. 桑山さん、スタッフのみなさん、総会ご苦労様でした。
    そして、仙台チームのみなさんも、いつもお手伝いご苦労様です。
    全国から仲間の集まるこの総会が、とっても楽しみです。
    私の車も、愛子さん、美代子さん、ゆかりさん、利江さんの定員いっぱいの5人を乗せて、車内では手作りのパンやおにぎり、デザートが振舞われ、ほとんど農協婦人部の旅行状態で盛り上がり、3時間の名取市への旅が、30分ほどにしか感じませんでした。
    総会後のミュージカル(一人芝居版?)も、ステージでは再現できない対話がメインで、登場人物の違う一面を見せてもらいました。暗転や静寂の間の取り方で、また少し違った印象になるのかなと思いました。
    良かったですよ。
    翌日のクリニックの救急救命の講習会も参加でき、有意義な2日間でした。

  4. 桑山さん事務局スタッフのみなさん
    そして仙台はじめ全国からの応援チームのみなさん
    お世話になりました。
    九州からはさすがに
    ひとっ飛びでというわけにはいきませんが、
    仙台・つくば・仙台と
    今回で3度目の総会は「一人芝居版」公演あり、
    懇親会での地球のステージクイズあり
    温泉ありで大満喫でした。
    もちろん
    おもてなしはうれしいのですが、
    全国のお仲間に会えることや、
    「一人芝居版?」の新作を作り上げていかれる
    プロセスを見させていただけたことも
    総会に参加しての大きなお土産になりました。
    市民活動をしていくうえで
    いつも地球のステージにヒントや元気をもらっています。
    今回は特に
    どんなに意味のあることも一人ではできないのだし、
    共感と協力を得るための
    「(上手に)伝える責任」を
    改めて考える機会になりました。
    そして極めてシンプルな
    「見て見ぬふりをしない」の言葉に込められた
    無限の可能性を
    地球のステージから感じます。
    北九州にはホームレス支援の強力な団体があります。
    ホームレスだった人たちを
    20年かけて1000人を超す人たちを
    自立に導かれています。
    地球のステージの
    2000回を超える公演回数が育てた子どもたちの心と
    全国の絆と同じものを感じます。
    地球のステージの北九州公演では
    自立した元ホームレスの方たちにも紹介したいと
    思ったりしています。
    来年の総会までに少しでも
    成長したチームでありたいと思います。
    ご参考までに
    チーム九州には
    演劇関係者(ももこ・とみえ)もおりますので
    新作の感想を聞いておきます。

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