ラマラを歩く

ラマラはパレスチナ自治州政府がある「首都」です。
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 現在パレスチナはハマスが実行支配する「ガザ地区」と対立するファタハが治める「ヨルダン川西岸地区」に分かれてしまっていますが、僕たちはいつもガザばかりでした。でも今回初めて西岸の首都ラマラに行きました。日本大使館の代表部があるからです。
 今回の活動は外務省が管轄するODAである「N連」によって支えられています。その感謝とこれからのやる気を示したくて向かいました。
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 同じパレスチナの占領地なのに、この違いは何でしょう。街は整備されていてクルマも比較的新しいものが多く、まあ冗談だとは思いますが「スターズ&バックス・カフェ」までありました。
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 そんな冗談も成り立ってしまうほどの「余裕」を感じたのです。
 町並みは整備されていて、行き交う人々の中にはヘジャブという女性が巻くスカーフをかぶっていない女性も10人に1人はいます。ガザ地区では考えられないことです。
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 でも、その一方で日常的にイスラエル軍に接する機会の多い西岸地区はガザ地区よりもイスラエル軍に対する緊張が強い傾向があります。日常の中に軍と出逢うストレスがあるという現状では、西岸の方が大変かもしれません。なぜならガザ地区では「軍と出逢う」イコール「戦闘」だからです。西岸では軍に嫌がらせを受けるという日常のストレスがあるのです。
 それでも全体的に発展したイメージと、余裕を感じるのは僕だけではありません。
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 明ちゃんも現地駐在の那美子さんも、KFCでくつろいでご飯を食べることができました。
 明日はいよいよガザ地区。かなりのことを決めていかなければなりませんが望むところです。
 がんばって活動続けます。
桑山紀彦

ラマラを歩く」への4件のフィードバック

  1. チキンのバスケット、フレンチフライ、コーラ、みんなデカい!
    明ちゃん、太るよ!

  2. 首都の様子も興味深いですね。那美子さんも笑顔が素敵です!
    エレズの検問所を無事に通過できたでしょうか?

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