山口のチカラ

昨日から山口県公演が続いています。

 昨日は4年目にある山口県は阿武町のステージ。ここでは人権週間に合わせて町の教育委員会が活発であり、町内の小学生、中学生、高校生が集まり、そこに町の人も加わって一大イベントにしていらっしゃいます。

 こうして続いていくことがありがたく、そして町の子どもたちが実に素直に公演を聴くことでますます、素晴らしいイベントになっているのです。小さな町かもしれませんが自然が豊かで文化も厚く、子どもたちがのびのび育っている。それだけでもう十分だと思うのですが、そこに世界のことを伝えたいという想いが加わって連続公演となっているこの阿武町。ありがたいですね。

 そして今日は周南市でした。
いつものように徳山駅のふぐで「真実のふぐ」の試しをして、公演のスタートです。

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 福川小学校と南小の「神様みたいな」子どもたちと一緒に、「あっという間の」(校長先生)90分でした。すごいと思うのは、この周南の子どもたちはとても落ち着いていて、とてもよく聴けて、トイレにも一人ですっと立っていくし、終わってからの自主的な質問も素晴らしいし、給食を食べるために移動中、ちゃんとはきはきと挨拶をするし・・・。どっから見ても長州人としての意気込み、吉田松陰先生の「学びたい」という気持ちを体現している子どもたちなのです。

 あまりに素晴らしくて舌を巻いてしまいましたが、今日は事情があって暗くならない体育館でした。それは昨年福川中学校で公演を見たご父兄が、何としてもこれを福川小学校でやりたいと申し出られて、それが周南市役所を動かし、今日の公演となったため、どうしても場所は福川小学校でなければならなったのです。まあ、次回は対応策を考えるとしてもやはりあまりに明るい体育館では画面が見えません。

 それでも子どもたちは静まりかえって付いてくる。最初にお願いした、

「今日は画面が見えにくいから、想像力を働かせて、心の中に目を持って着いてきてね。」

というお願いをまさに正面から受け止めてくれていました。

周南はどこへ行ってもこんな素直な子どもたちばかりなんです。恐るべし。

来年もこうして周南市が費用を負担していくつかの学校を回るという方式を継続してくださって、いろんな学校に行けるといいように思います。そして福川小中学校がご自身の企画として「ステージ2」を呼んでくださいますように。

 昨日の夜は弾丸、赤木さんの山口の実家でご飯をごちそうになりました。
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 おじさまおばさまも来てくださり、山口の郷土料理でもてなしてくださいました。
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 赤木さんは最近あきちゃんの間違いで「弾丸(だんまる)」さんと呼ばれるようになりました。それは、島根の山藤さんが確認書の物販売スタッフの覧に「弾丸さん(つまり赤木さん)」と書いていたのを明ちゃんが、

「ねえ、このだんまる(弾丸)さんって誰かな?」

 と言ったのがきっかけ。

 でも、そんな赤木さんは早くにお母様を亡くされ、昨年お父様を亡くされているんです。でもいつものように明るい故郷の家に戻り、お客人をもてなしていました。

 とってもおいしかったです。

 さて、今週末は島根県公演だ!
桑山紀彦

山口のチカラ」への6件のフィードバック

  1. 素直な子供が多い~やっぱり教育ですよね。
    きっと学校と町と家庭が夫々が正しい役割を果たしているのだと思います。

  2. 桑山先生、今日の講演ありがとうございました。
    去年の講演会は娘の学校で、今回は息子の学校での講演でした。
    昨年は私自身講演を聞く事が出来ませんでした。初めて先生の講演を聞いてると言葉の一つ一つに涙が溢れてとまりませんでした。
    私たちの子供の心の中に小さな種が蒔かれたと思います。
    この種がいつか大きな木になって欲しいです。
    東日本大震災のCDを何回聞いても涙が溢れてきます。映画もみたいです。
    また、先生の講演を聞きたいです。

  3. 赤木さんが改名しててびっくりです。
    こんどあったら
    「だんまる」さんと声かけします。

  4. そうです。いつのまにか、弾丸さんは島根公演のスタッフになっております。
    時折、メールや電話が来るのですが、まさに弾丸のようにグイグイとやってきてサッと通り過ぎていきます。
    あれは「だんがん」ですよ。「だんまる」じゃありません。
    でも、「だんまる」も似合いそうだなぁ・・・。

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