梅雨の晴れ間の奇跡

昨日、土曜日は想いを込めたラストシーンの撮影でした。

 いよいよ5つの石のかけらが集まり、一つの石となって光り出し、天から津波で亡くなった人の声が聞こえて来るというものです。
 この日、晴れなければ撮影が長引いてしまう危険性がありました。
 天気予報は「梅雨の晴れ間」と称し、雲はあるけれど、晴れ間が覗くとありました。
 しかし、いざ15時から撮影に臨んでみると、快晴!
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 まさにまた、閖上の神様のお陰で晴れ渡ったのです。
 こんな事があるんです。やっぱり閖上は亡くなった人たちのお陰で守られている。この映画も天にいる人たちの気持ちで守られている。そう確信できる奇跡の「晴れ」でした。
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 小学生俳優たちは、実に2時間半にわたって、NGテイクも含めて55シーンをやり抜き、くたくたになりながらも、夕陽の中を長い長い影を残しながら学校から去って行きました。
 見事なエンディング。ありがとう、みんな。
 いよいよ明日はクランクアップです。
 3ヶ月に及んだこの「不思議な石・完結編」の撮影が終了します。明日はやり直しのシーン4カットと、閖上中学校前のクレーンを使ったシーンで終わりです。こっそりと花束と、ステキな「賞状」を用意しています。
 
 そして長い編集に入り、9月1日(日)この防災の日に仙台市の戦災復興記念館で2時からいよいよの初上映会です。
 みなさん、請うご期待!
桑山紀彦

梅雨の晴れ間の奇跡」への2件のフィードバック

  1. きれいな青空ですね~。閖上の澄み渡った空気が伝わって来ます。
    撮影もあと一息ですね。明日の記事アップも楽しみにしています。

  2. 早く寝たので目が覚めて(笑)
    本当に素敵な青空の元 撮影完了。後少しですね。
    9月1日飛んで行きたいけど行事が重なって・・
    またどこかで見るのを 楽しみにしています。

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