閖上中学校遺族会~追悼の会

今日、快晴の空の元、閖上中学校前の慰霊碑にて、追悼の会が開催されました。

 うちのスタッフ、りんりんが時間をかけて丁寧に企画し、みんなで盛り上げていきました。
 多くのメディアの方にも来て頂き、ありがたかったですね。やはり忘れられていくのは嫌ですから。
 丹野さんや櫻井さんの挨拶に涙がこぼれながら、今日の朝日新聞「天声人語」に再び櫻井さんのことが載り、きちんと伝わっていることがことのほかうれしかったです。
 2時46分にはけたたましくサイレンが鳴り、昨年のリベンジを果たしました。
 こぼれてくる涙。その嗚咽の中に、多くのものを失った自分たちの2年間が解けていきました。
 そしていよいよ鳩風船。
 みんなでメッセージを書きました。そして櫻井さんの発声と共に、いっせいに空に昇っていく鳩たち。
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 まさに「天国へ届くメッセージ」でした。

遠く天にのぼっていく様子はこちらからご覧下さい。
 人間はこんなふうに悩み、考え、行動し、形にしていく生き物なのです。この場に集ったみんなの気持ちがひとつになり、生き残った私たちが生きていく指標をもらった思いでした。
 「また来年!」
 丹野さんと話しました。
 「そうだね、また来年やろうね!」
 
 地球のステージも、今年のステージが終わった時、寂しくているところを、
「また来年やりましょうね!」
 と言われるとどんなに嬉しいかわかっています。
 こうして毎年1回のイベントを通して、私たち被災地は歩み、進んでいくのでしょう。
 みなさん、3年目のご支援、何卒よろしくお願い致します。
桑山紀彦

閖上中学校遺族会~追悼の会」への6件のフィードバック

  1. 2年前と同じく良く晴れた横浜です。昨日は夏日今日は気持ちの引き締まる冷え込み、忘れるなよ!と天から言われているような…明日からの3年目のスタート支援金送らせていただきます。皆様の健康祈っています。来年は参加したいです。

  2. 「0311・知られざる心の闘い」のDVDを見ながら2時46分を迎えました。
    復興の遅れが取りざたされている中で、改めて心を支える支援活動の大切さ感じています。
    復興には挫けない心が必要です。
    これからも果てしなく長い活動になるなるでしょう。
    ステージスタッフの皆さん頑張りましょう。
    陰ながら応援してゆきます。

  3. 「天声人語」に櫻井さんのことが載っていましたね。
    “そのあと”をともに歩いていけますように。
    私も今日、「0311、知られざる心の闘い」の録画を見ました。
    取材に応じてくださった方々に「ありがとう」とお礼を言いたいです。
    苦しい辛い気持ちをカメラの前で話すことは大変な勇気がいることだったと思います。
    3年目も忘れず、心を寄せていきたいと思います。

  4. 今年は素晴らしい青空ですね。みなさんの思いが届きますように。
    地球のステージ「3年目の支援活動計画」拝見させていただきました。「未来に向けた活動」スタッフのみなさん、身体に気をつけて一緒に頑張りましょう。3年目も応援します。

  5. 遠くから見守り続けて下さる皆様。
    お寒い中現地にお集まりいただいた皆様。
    本当にありがとうございました<(_ _)>
    けたたましく鳴るサイレン。
    遠く遠くまで飛んでいくハト風船。
    涙が止まりませんでした。
    『津波は忘れても14人を忘れない』
    『もう二度と悲しい想いをする人がいないように』
    2つの想いを持ちながら歩いていきます。
    涙は枯れる事が有りませんが大きなタオルが有るので大丈夫。
    道に迷いそうになったら灯りを下さい。
    これからも私達の活動を見守っていただけたら幸せです。
    本当にありがとうございました<(_ _)>

  6. 青空に舞うハト風船の写真と、丹野さんのコメント、「涙は枯れる事が有りませんが大きなタオルが有るので大丈夫。」
    ・・・・・
    言葉にならないです。
    丹野さん、心から尊敬します。

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