写真撮影ワークショップ

それまでの音楽ワークショップが終わり、今週からは新しいテーマ、写真撮影ワークショップが始まりました。

 カシオさんから頂いた55台のデジカメを使い、子どもたちは日々、いろんな風景や情景を写真として「切り取り」ます。しかし、写真というものはある程度のルールを守らないと、うまくは撮れません。まずはそんな勉強をして、きちんとした知識を身につけて行くことが大切です。そこで、
1)ピントはどう?
2)水平は保てている?
3)逆光になっていない?
4)フラッシュはうまく使えている?
 などの点をまとめて説明し、まずはみんなにいろんなものを撮ってもらい、それをみんなで評価しながらスキルアップを目指しました。
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 そんな中で、またしてもののかさんが利発な発言をします。
 それは、「逆光」と「順光」の話しの時でした。うちの次男坊をモデルに太陽に向かって映した「逆光」パターンと、太陽を受けた「順光」パターンの2枚をだし、まずは逆光パターンのものに「顔が暗い」、順光パターンのものに「顔が明るい」とコメントつけたところ、ののかさんは、
「うん、確かにこっち(逆光)のの方は顔が暗い。表情がない。」
「いや、そういう意味じゃなくて、顔が暗く陰っているよね。」
「でも、これは顔に表情がない。感情が顔に出ていません!」
 う~ん、すごい視点だ。さらに、フラッシュをたいて手前の顔だけが白っぽく映っているものと、フラッシュをたかないで自然な感じで映ったものを見比べたときも、ともきは、
「僕はフラッシュの方がいい、なんでかっていうと、フラッシュなしだと後ろも映っちゃって、部屋が汚いことがよくわかるから!」
 う~ん、視点が全く異なります。だからこそ写真はおもしろいんでしょうね。みる人によって、いかようにも評価できるのです。
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 4週間かけて関わるこのワークショップにもいろんな知見があふれてくるでしょうね。楽しみです。
桑山紀彦

写真撮影ワークショップ」への3件のフィードバック

  1. 一人1台づつデジカメ使えるなんて、きっと子供は舞い上がっていますよ。
    自分で写真を撮ることでカメラ知識が膨らみ、こんなうれしい体験はないでしょうね。一人くらい芸術家がうまれるかも・・・。
    効果の大きいワークショップになることでしょう。

  2. 子ども達の視点の違いに新鮮な驚きを感じました。
    みんながどんな写真を撮るのか、興味津々です。
    私も参加したいな~。

  3. こんにちは、子ども達の視点や言葉にまいってしまいました。
    子どもに関わっていると、筋書き通りにいかないことばかり、けど実は、そこもいいところなんですよね。
    作品ができた時もいろんな発言が出てきますように。

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