ヨルダンに入ります

今日は2年目の奈良県橿原市のステージでした。
 奈良県は昨年も西日本で最もステージの多かった県です。静かなブームというか、確実に拡がっている感じがある県です。茨城県や静岡県、宮城県がそうであるように先生たちにやる気があって、父兄と仲が良いという共通の印象があるのが奈良県ですが、特徴として人権教育に力を入れていることが挙げられます。
 不幸な歴史ではありますが、部落差別問題が多かったために、人権についてはことのほか教育面で力を入れてきた県なのです。
 一方で奈良市役所職員がその被差別性をてこに逆差別を受けて優遇されてきた問題や、医学部を目指せと父親に言われた高校生が継母とその娘たちを殺めてしまった事件、そして先日2年目の妊婦救急車たらい回し事件で、胎児が死亡したなどと、悲しい事件が相次いでいる県でもあります。
 でも実際奈良県人と接してみると、熱く、思いやりのある人たちばかりで、すぐに好きになってしまう地域でもあります。人間にはいろんな面があるのだから、それはそうなんでしょうね。
 さて、今日はステージ4(なぜか昨年は1だけど、今年は4)でしたが、今後大阪地域の自主企画チームとして台頭してきている北口さんが大勢の仲間を連れてきてくれたりして、やっぱり関西は熱いなあ、と思う一日でした。
 このまま夜に中部国際空港へ移動し、22時過ぎの便でドバイ経由、アンマンに入ります。そしてイラク戦争で逃げてきた難民の人たちのケアを、試みます。事務局長、後藤のあきちゃんも一緒です。もちろんこれも京都のNGO、NICCOとの仕事なので、再度NICCOの専門家として入りますが、今後の同行にご注目下さい。まだまだイラク国内での活動には危険が伴い過ぎて関われませんが、周辺国に逃れてきた難民の人たちのケアから始めることは、妥当な路線ではないかと思っております。
 9月14日の夜には仙台空港に戻っております。
くわやまのりひこ

ヨルダンに入ります」への5件のフィードバック

  1. 初めて書き込み、失礼いたします。
    今日の公演に参加させていただいた者です。
    奈良の公演、ありがとうございました。
    去年のこの教育講演会で地球のステージを知り、
    大変感動し、今年も是非に、と思っていた次第です。
    案内をいただいたときは、ほんとうにうれしかったです。
    私もどうして1→4なのか、疑問なところです。
    来年、再来年とぜひ続けてもらえたらと願っています。
    去年小学2年生だった上の子もひとつ年をとり、
    今日の公演で、また何か感じてくれたことと思います。
    来年、再来年と年を重ねて、たくさんのことを
    先生のお話から感じ取ってくれたらと思います。
    もちろん、私も。
    今、5を製作中とのことでしたので、
    いつかまた、5も体験させていただきたいです。
    帰り際にロビーでお会いした先生は
    ほんとうに笑顔の素敵なかたで、
    子供たちにやさしく声をかけていただいて、
    ありがとうございました。
    本を読みながら、また公演を思い出していきたいと思います。
    公演でお疲れのままのフライト(去年もそうでしたね)。
    どうぞお体お気をつけてください。
    またお会いできます日を楽しみにしています。

  2. どこかへでかけるだろうと思っていましたが・・・
    ステージのスケジュールが空いていたので、何があるのかな?と楽しみにしていましたが、ヨルダンですか。専門的なお仕事だそうで、良い内容のお仕事になりますよう、ご成功をお祈りしています。
    安全確保は十分にされることとは思いますが、どうぞお気をつけて。
    お帰りをお待ちいたしております。

  3. そのあとの15日、高知市こども劇場の例会ですね。
    3月に愛媛で見てから、ずっと楽しみにしていました。
    元気に帰って来て下さい。
    高知でお待ちしています。

  4. ヨルダン、懐かしいです。
    ヨーロッパの香りのする大変美しい町だった、という印象です。
    でも、難民の方々いらっしゃるんですね。
    どうぞ、気をつけてお仕事してらしてください!
    またお話楽しみにしています。

  5. 桑山さん、akiちゃん、行ってらっしゃ~い。
    今回の私はジェームスと、コンバインと軽トラから手を振っています。
    雨が気になるけど、今週いっぱいで稲刈りを終わらせ、みの~れ自主企画のチケットを売りまくるぞ!!

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