未来の街づくりのジオラマ

 さて、現在「スカイルーム」は未来の街づくりのジオラマ制作に入っています。

 これは、「在りし日の街」をつくる第一段階、「あの日見た光景」を表現する第二段階につながって始まった第三段階、「自分が住みたいと思う街づくり」を目指しています。
 子どもたちの想像力は大人のそれをはるかに超え、閖上には存在し得なかった様々なものを形にして創っていきます。
 現在5つのチームすべてで第3回目が終了しましたが、
 先週こんな感じだった
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 未来の閖上が、今週はこんな感じに、
2/24-3
 発展してきています。
 「防災」を意識して子どもたちと取り組んできたこの「未来の街づくり」のジオラマでは、例えば津波が来ても逃げられる高い高層ビルや、すぐに飛び立てる飛行機を持つ空港。色彩豊かに塗られた堤防や凝った色使いの建物が並びました。
2/24-1
 子どもたちの願いは、
「津波に強いこと」
「住んでいて楽しいこと」
「便利なこと」
 そして自分たちの学校が「そこにあること」でした。
 これからあと1,2回で完成しその後3月1日から名取のイオンモール中央広場に1ヶ月にわたって展示されます。これからも制作の様子をお伝えしますが、このジオラマ三部作がすべて並ぶのは3月5日からの週になるかもしれません。
 ぜひ皆さん遠方からもこの一大作品群をご覧に来てください。
 迫り来る3月11日に向けて、心のケアも正念場です。
桑山紀彦

未来の街づくりのジオラマ」への9件のフィードバック

  1. おはようございます。今日は雨です。
    ジオラマ、子供達の想いのこもった未来の閖上の街の完成が楽しみです。カラフルな色使いが嬉しくて、楽しい。震災から1年経過した大人、きっと元気、やる気注入されるじゃろうねぇ。

  2. おはようございます。
    ガザの活動お疲れ様でした。
    子ども達のジオラマ・・・お絵かきと同じように気持ちを表現する場所として、1人ではない、友達や皆さんに支えられてこのように進められてきたんだなと、子どもの居場所がそこにあることを感じられました。
    そんな子ども達の心を、見に行きたいなあと思いました。

  3. 子供たちのめげない気持ちが伝わりうれしく感じます。
    完成したら必ず一見しに行きます。

  4.  子供たちは未来を見つめる勇気があります。
     将来にむかって自分たちの街を形作っていく、それはなんと素晴らしいことなのでしょう。未来を見つめれば、過去の辛い記憶も乗り越えていけるではありませんか。
     大人たちもぜひこうあってほしいものです。大人はえてして過去にこだわってしまいますから。
     未来にむかって、どんな小さなことでもいい、具体的な夢を描いてほしいものです。
     ポーランドの作家(名前は忘れた)の小説「夜と霧」のなかで、ナチスの強制収容所のことが描かれています。
     囚人のなかで夢を持てなかった者から死んでいったという話。
     暮れなずむ夕陽を、強制収容所の庭で皆で見ているとき、その美しさに感動を覚えたものは最後まで生き残りました。「夕陽なんかそんなもんなんになるのか、どうせ俺たちは殺されるのだから」といっていた人たちは、体力が落ちナチスにガス室へ入れられる前に衰え死んでいったといいます。
     「あの、夕陽を見てごらん。なんて綺麗なんだ」。
     そういった人々は、最後まで生き延びたというのです。
     みんな、みんな、諦めず、未来に向かって、自分たちの街を形作ってほしいものです。
       和歌山   なかお

  5. 「ブログには書かないでくださいね。」
    とは、何を書かないように言われたのですか?そしてそれをなぜ無神経と言われるのですか?

  6. カラフルな街ですね。
    「住んでいて楽しい」街というのがいいですね。
    完成したら是非、見にいきたいです。

  7. 毎日 数時間、子どもたちと 触れ合っている私ですが、どれだけ 子どもたちから勇気をもらうことか。
    どれだけ教えてもらうことか。
    まだ 生まれて一年少しの子どもが しっかりと意思表示をしてくれる。
    言葉で表現出来なくても、目で 身体で 話してくれる。
    すごいでしょう。
    ジオラマ見に行きたいな~!
    子どもたちを 大切にしてくださいね。
    もちろん大人たちも・・

  8. ブログは書いた人と呼んだ人のやりとりを行う場所ではないと思うので「たろう」さんの質問に答えるかどうか迷います。
    しかし意味がわかりにくいことを書くことで、読み手が迷われることもあると思うので少しだけ付言しますが、授業参観の様子をブログに書かないでくださいね、というある先生からの一言と、それを「無神経」と言ったのは、こちらとしてのガイドラインを設け、それを遵守してただ普通に子どもたちに接しているのに、いちいちこんなことを言ってくることが「無神経」だと思うからです。
    お互い、子どもたちのことを思っているだけなのに、「来てくれてありがとう」ではなく、「ブログには書かないでくださいね」とあくまで釘だけを刺そうとすることを「無神経」と呼びました。
    これは何かのフォーラムではないので、これ以上この件で書き込んだり意見を書き込むことはご遠慮ください。
    意見があれば、「地球のステージ」に直接お伝えください。
    桑山紀彦

  9. 数年前に担任したお子さんの保護者の方から、春休みにボランティアで行きたいけど、情報はありませんかと連絡が来ました。なかなか日程が合わないとか。 もし ボランティアが見つからなかったら、ジオラマだけでも見に行きます。との事。 他の関わった方も(幼稚園で)見て来ます。と、連絡頂いてちょっと嬉しいtomokoです。

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