海老名市からの贈りもの

 今日は海老名で2公演でした。

 ついに「地球のステージ6番~久遠の帰還」。海老名の「平和の集い」ステージももう6年になります。この間海老名市のすべての小中学校を「ステージ1番」で回りました。
 どの学校の生徒さんたちもとても落ち着いていて、海老名が教育環境としてとても充実していることがわかりました。来年からは小学校4年生~6年生用の「地球のステージ海老名特別版:小学校シリーズ」と中学生1年生~3年生用の「地球のステージ海老名特別版:中学校シリーズ」を新たに編集して3年かけて回ります。それにより毎年小学校4校と中学校2校を回れます。なんとすごい計画でしょうか。
 山口県周南市や仙台市泉区も同様の取り組みをして下さっていますが、このスピード感と規模はさすがに「市長の肝いり」という強力な後押しがあるからだと思いました。
 さて、そんなステージの終わりに贈呈式がありました。
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 海老名市で活躍していた消防ポンプ車(購入すれば3000万円相当)が、排気ガス規制の条例に引っかかりどうしても市としての所有が難しくなったものを名取市に寄付しようというものです。
 これはもともと6月18日に「震災支援」と言うことで海老名市が特別に開いて下さったステージで、桑山が消防団員として亡くなった桜井歩さんと、彼らが乗っていた赤い消防車の話をしたところ、内野海老名市長が非常に感銘を受けられて、海老名市の大切な消防車を寄贈しようという運びになりました。9月6日、海老名市長は直々に名取市を訪れられ、我が名取市の佐々木市長と懇談。この消防車の寄贈が決定しました。
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 そして今日、ピカピカに磨き上げられた走行距離たった4000キロの消防ポンプ車は「名取市消防署」とロゴが代わり市民会館の中庭に展示されていました。
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 明後日月曜日には内野市長も自ら宮城県名取市においでになり、名取市役所前で贈呈式です。桑山も出席しますが、佐々木市長にも、
「桑山先生が取り持って可能になった消防車だから、ちゃんと贈呈式に出て下さいね。」
 と言われました。
 考えてみれば「地球のステージ」が縁でつながった海老名市長と名取市長。それぞれが任期都市として人口増の一途とたどる中、同じような思いを共有していらっしゃることも、桑山には新鮮でした。
 こうして、人が人とつながり新しい「縁」ができていく。それは無償のものであればあるほど、復興の力になっていくのだと思いました。
 本当に気さくで僕の親戚の叔父のような存在の内野海老名市長。頼もしい首長です。
 さて、日曜日朝日新聞は第3社会面をご覧下さい。
 僕たちの心のケアについて大きめの記事が載っています。
 書いて下さったのは、なんと名取市出身の朝日新聞記者、平間さんです。とても良い感じでまとまっていると思います。
 そして同じく日曜日の21:15からのNHKスペシャル「震災孤児1500人」。こちらもぜひご覧下さい。
桑山紀彦

海老名市からの贈りもの」への8件のフィードバック

  1. 海老名市のステージよかったです。
    何故か改めて新鮮な感動を覚えました。
    新車と見まがう消防車も素敵でした。
    人と人のつながりを作る桑山さん立派の一言です。
    やはり見る人は見ていますね。

  2. 入口前に展示してあった消防車。ピカピカで、名取とあり、「なんじゃろう。」と思いながら通り過ぎました。来週から名取に活躍の場をかえるんですね。 海老名市民の皆さんは、内野市長はうちの市長って思いよるんかなぁ、なんて訳の分からん事を考えていました。(くだらなくてすみません。」
    明日は新聞にテレビに楽しみです。もう今日でした。

  3.  海老名はいいですよね! 毎年のようを公演なされている。
     海老名市長さんが「地球のステージ」を観て感動され、海老名市のすべての小、中学校で公演することを決定されているからです。すごいですよね。
     海老名市以外にも、毎年「地球のステージ」を公演している地域や団体は全国には多数あります。
     それに引き換え我が和歌山県には毎年のように公演を企画する団体も市町村もありませんし、今年にいたっては近畿で実施しないのは和歌山県だけです。恥ずかしい限りです。
     しかたなく、来年一月14日に大阪府松原市で行われる公演にバスで生徒を連れていく予定となりました。
     それも、かなりいろんな障害があってけっこう周りに気を遣わなければならないのですが、とりあえず職員の同意は取り付けました。そこにもいろんな考えがあります。だから大変・・・・・・。
     まあ、こんな苦労をして、とりあえず松原市へ観にいくしかないのです。
     和歌山   なかお

  4. 桑山さん
    昨日の海老名のステージありがとうございました。
    6月のステージから6ヶ月。また桑山さんのやさしい歌声と元気の姿と出会えたことが何よりうれしかったです。
    6月の時は、ステージの始まる時間ギリギリにタクシーを飛ばして飛び込んだのですが、今回は余裕をもって会場に行けました。
    そこで入り口にある消防車を見かけました。市ののデモンストレーションかな?と近寄ってみてびっくり!
    海老名から名取への消防車のプレゼント。
    赤い消防車は「歩さんの消防車だ」とピンときました。9月には勝市長が名取へ行って佐々木市長にお会いしてたんですね。以前のステージで、名取の佐々木市長も熱い心を持った方、是非内野市長にも会っていただきたい・・と桑山さんが言っていたことが実現したんだと感激しました。
    思うことは実現するんですね。赤い消防車がつなぐ思い、素晴らしいことだと思います。
    内野市長さん、また最後の挨拶で泣いてましたね。6月の挨拶の感極まる泣きながらのあの言葉は忘れられません。
    亡くなられた多くの方々のためにも、僕らが精一杯生きること、生きていることがとてもありがたいことなんだと、僕も涙を流しながら心に刻みます。
    内野市長さんがまた募金箱もって、津波祈念資料館の募金呼びかけてました。今度は市長さんの募金箱に募金できました。
    桑山さん。いつもありがとうございます。
    地球のステージに触れるたび、心が洗われる思いです。
    人間っていいですね。

  5. 海老名市の取り組みは素晴らしいですね。
    継続することには大変な努力が要ると思います。
    その熱意に応えて、桑山さんも特別版を作られるのですね。
    消防車、ついに名取市に出発ですね!懸け橋となった桑山さん。
    ブログ更新を楽しみにしています。

  6. 和歌山のなかおさん
    やっと、生徒さんたちを『地球のステージ』の大阪府公演へ
    連れ出すことができるのですね。良かった。
    なんだか、私も嬉しいです。
    海老名市から名取市への赤い消防車の寄付や
    閖上あみーずさんたちのレインボウたわしと同じように、
    和歌山のなかおさんも一歩前進ですね。
    桑山さんが『地球のステージ』を始められた頃を知っているわけではありませんが、
    きっと、地道な努力をされ、少しずつ前進し、
    今日に至っているのだと思います。
    なかおさんの地道な努力も、きっと、報われると信じていますよ。

  7. 桑山 紀彦 様
    海老名市から消防車の寄贈 とても素晴らしい話です。
    市長さんの想いが伝わります。
    このようなことがあるんですね。びっくりしました。
    昨日のNHK放映・・・子どもの切ない想いがこちらにも届きました。
    全国のみなさんも同じ感想ではないでしょうか。
    真冬のような気候に入りましたが皆さん風邪をひかないよう気を付けてほしいものです。

  8.      化石さんへ
     お気遣いありがとうございます。
     応援していただいて嬉しく思います。
     今後とも宜しくご指導ください。
       和歌山  なかおより

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