関西若者実行委員会

 今日は午前中のステージがJICA中部を舞台にIF(International Family)の会30周年記念のステージでした。いつも思うのですが、JICA中部の雰囲気は非常に家庭的かつ、先進的なのでステージを公演しやすいのが特徴です。そして所長の大貝さんが非常にステージを気に入ってくださっており、今後良い関係をもっともっと築いて行けそうな気がします。

 JICA中部には「地球ひろば」がありますが、そこにはお気に入りのエスニックショップがあります。そこで見つけたのが陸前高田の人たちがつくっているアクセサリーの販売でした。
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 レース編みのハート・ブローチが800円で売られていました。これは被災地の直接支援です。こういったつながりがあるんですね。今後我が閖上シスターズ(仮称)の女性たちがつくった手工芸品がJICA中部で扱ってもらえると嬉しく思いました。
 まずはちゃんとした作品を創って売っていきたいと思います。実は先週の木曜日の教室で、
「積極的に売っていこう」
 という意思確認ができたのです。今後は、まずブランド名の決定と、作品の絞り込み、クオリティの管理方法などを話し合っていきたいと思います。
 さて、夜は「地球のステージ」関西若者実行委員会主催の自主企画ステージでした。
 京都市内の大学を中心とした30人に迫る大学生が構成する実行委員会形式。
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 中心人物は松原侑香さん。しっかり者の淡路島出身の大学生です。
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 彼女が最後の挨拶に立った時語りました。
「私は3月11日に震災と津波が襲ってきた時、自分に何ができるか考えました。でもやはり遠く離れた関西にいるのであまりたいしたことができなくて、非常に苦しかったのです。
 そんな時3月19日に、愛知県大口町で「地球のステージ」がありました。世良さん(地球のステージ・チーム九州のメンバーだった青年)に誘われて参加した私は、ようやくそこで”本当に被災した人の話”を聞くことができて、ようやく自分の中に震災を受け入れることができました。だから、具体的に動けるようになったんです。
 そしてこの夏、台風が故郷の淡路島を襲いおじいちゃんがケガをしてしまったのです。その時、“どんな人でも被害に遭う可能性がある。明日だって確かなものではない”と思いました。だからこそ、今日をちゃんと生きていこう。自分にとって大切な人のことをいつも考え、優しい人でありたいと強く思ったのです。
 「地球のステージ」を見るとそんな気持ちになれるのだから、少しでも多くの人にこのステージを見てもらって、生きていることの大切さや、優しい気持ちの大切さを持つことを意識してもらえたらと思って、企画しました。たくさんの皆様に来て頂けて、本当に嬉しかったです。ありがとうございました。」
 3月19日のステージは震災後1週間で舞台に立ったことでものすごく辛い、挫けそうなステージでしたが、こんなふうに思ってもらえる人が会場にいたんですね。その時はわかりませんでしたが、やはりやって良かったのだと思いました。
様々な想いの中でステージが広がっていきます。
桑山紀彦
 

関西若者実行委員会」への7件のフィードバック

  1. 心のケアで始まった手芸が、暗闇なかで希望の灯りとなり、さらに進んで生きがいにななりそう・・・よかった!よかった!
    そして、京都でのうれしい発見!
    やはり、地球のステージは着実に広がっています。
    これからも、こういううれしい日が続くといいですね。

  2.  全国には地球のステージの開催を、困難を乗り越え実施しようという多くの方々がいます。
     それに引き換え、我が和歌山県はだめですね。まったく熱意がない。冷めている。
     全国の人々の熱い思いを聞いていると、本当に頭が下がります。すごいですね、みなさん。
     我が、和歌山県はだめですが、どうかみなさん、地球のステージを今以上のに開催して、被災地の方々、世界の貧困や紛争で苦しんでいる人々を、支援してあげて下さい。
     みなさん、頑張ってください。
     和歌山  なかお

  3. 桑山さん、お疲れ様でした。
    また、全国の地球のステージ応援団?の方々、
    本講演に際して、本当にご協力ありがとうございました。

  4. 関西若者実行委員会のステージも心温まるステージになったようですね。
    「…自分にとって大切な人のことをいつも考え、優しい人でありたいと強く思った…」
    地球のステージはいつも直球を決めていますね!
    桑山さんのストレートな気持ちがちゃんと伝わっていますよね。
    若者のパワーを感じて元気をもらいました。有難うございました。

  5.  桑山さん、10月16日の東風小での公演ありがとうございました。
     公演終了時に「地球のステージ」に支援金を渡してくれていた生徒さんの通う、糸島市立福吉中学校で本日11月13日に文化祭がありました。
     あの文化部のみなさんは、東日本大震災の様子や地球のステージの活動のこと、東風小公演での桑山さんからのメッセージをしっかりパワーポイントにまとめ、バックに桑山さんの曲を流しながら、心をこめて、本当にみごとに発表しました。中学生のパワーにビックリです。
     ビデオにおさめましたので、編集して地球のステージへ送りますね。
    こうしてまた糸島にも「地球のステージ」が広がっていくのですね。

  6. 松原さんの、真っすぐで素晴らしい挨拶が心に響きました。
    読みながら、この言葉が思い浮かびました。
    3月19日の『震災特別篇』で、被災地の真ん中でひっしに踏ん張ってみえる桑山さんが、被災地から離れている者の持つ苦しさを受け止めてくださったうえで語られた言葉が‥
    「まわりの人に優しく接してほしい。つながっているから。」
    耳にした瞬間、抱えていた苦しさごとハグしてもらえた感じでした。こんなにも大きい優しさがあるんだと知り、涙が止まりませんでした。
    震災後1週間で舞台に立たれることが、精神的に身体的にどれほど辛くしんどいことだったか…想像を遥かに超えるその辛さの中で、はるばる会場を訪ね、この言葉を選び贈ってくださったこと、深く感謝しています。
    桑山さん!ありがとうございました。
    あれから、ぎごちなくとも優しく接すると優しさが返って来るのを、きちんと心を込めるとちゃんと心に伝わるのを、つながる意思を持つと自然と導かれてゆくのを、より感じられるようになりました。(そうならない時もめげません!)
    大口町でステージに立たれると震災直後の辛さを思い出されてしまうと思います。でも、その時その時の復興を伝えてもらう『地球のステージ』の開催を強く願っている仲間が、ここでもつながっています!!

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