故郷公演2017年

日曜日の外来がおわり、そのまま19時過ぎにクルマで高山に戻りました。

月曜日の夜に高山市役所主催のステージがあるからなのですが、同時に先日亡くなった中田稔伯父の遺品のデータ化を行うためでした。

戦闘機乗りとして終戦まで日本の空を飛び続けた伯父。終戦を迎えてからは戦争で空を舞ってきたことを後悔して、ずっと大地にしがみつき、70年近くも農業を続けてきました。その伯父の残したゼロ戦乗り時代の遺品の数々、そしておびただしい数の写真は一人の人間が戦争に翻弄されながらも、自分の生きる道を見つけていったその半生の重みを物語っていました。

現在制作中の「戦闘機と大地」篇。請うご期待!どこが初演になるでしょうか…。

来週山口公演の帰りに、福岡の大刀洗平和記念館に寄って映像資料の提供を交渉していきたいと思います。

さて、今日は「高山市民憲章」をもっと理解して頂くためのステージ。

つまり「高山市民であることの誇りと自覚」のためのステージですから、とっても力が入りました。故郷ですから。

昼に飛ばしたドローン映像をしっかり入れ込んで「フル高山版」として楽曲「ねがい」に乗せました。やっぱり飛騨高山はいいなあ、と思いながら会場に灯りがつけば親戚縁者がいっぱい来てくれていました。

それもまた、故郷公演のありがたみ。

桑山紀彦

故郷公演2017年」への1件のフィードバック

  1. 過ちを繰り返さないための非常に重たい貴重な資料です。
    戦争の虚しさを戒めるストーリーを期待して待っています。

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