八戸の中学校2公演

今日は八戸市立東中学校(11年目)、大館中学校(4年目)の2公演でした。

東中の質実剛健さ、大館中の頭脳明晰さは互いに一歩も引けを取らず、本当に素晴らしい八戸の中学生の生きる姿に触れさせていただき、今日も元気をいただきました。

大館中学校の質問は驚くべきもので、

「この世界は何のためにあるんだと思いますか?」

「気づきを積み重ねていこうと示唆してもらいましたが、どうすると気づきが身につくのでしょうか。」

そしてこの質問に一生懸命答えると、その桑山の答えに対して、みんな最後ちゃんとコメントして着席するのです。校長先生曰く、

「それを指示したことはありません。でも4年間毎年「地球のステージ」を公演する中で、先輩たちがいつからかそうやって桑山の答えにもちゃんとコメントして座る姿を見せてきたので、それが「地球のステージ」の質疑応答についての伝統になっているのです。」

う~ん、恐るべし…。

こんな素敵な中学生と出逢えたことに心から感謝したいと思います。

そんな中飛び込んできた座間市の9人殺害事件。

緑が丘6丁目はうちの事務所からたった5キロの場所です。隣接都市海老名住民をも震え上がらせるような猟奇事件。

一体日本はどうなってしまったのでしょう。

こんなことが閑静な住宅地の中で起きてしまう現実をどう受け止めるといいのか。

昨年7月26日の相模原市津久井やまゆり園における19人殺害事件。近くで凶悪な事件が頻発しています。

僕は神奈川県の犯罪被害者ネットワークに入り、県警から犯罪被害者の皆さんの心のケアを担当していますが、これからどれほど大変になるかと思うと、背筋が凍ります。

命が軽んじられている。

今こそ、日本を支えてきた「教育の力」で、命の大切さを伝えていかなければ。そのために少しでも多くの学校で「地球のステージ」をさせていただきたいと思います。どれほど役に立てるかわかりませんが、少なくとも最近は特に「命」に触れる内容に特化していますので。

 

今日は親父の12年目の命日でした。

なんと今日の東中、大館中は共に4番。まさに親父のことを語る「命をたどる旅路」篇、2回でした。きっと親父が「命」について語らせたかったのだと思います。

とうちゃん、ありがとう。

桑山紀彦

八戸の中学校2公演」への1件のフィードバック

  1. スマホやPCゲームはあっという間に広がるのに良い事はなかなか広がらない。
    誠意と知力を感じない政治、選挙投票所は閑散、反面渋谷、原宿は混雑、享楽に浸る人の多いさ、考えられない猟奇事件~日本はこの先どうなっちゃうんでしょう?
    地球のステージは、絶対に人の心の構造を変える力があるのに・・・悔しさで歯ぎしりしています。

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