地球のステージ、新作発表!

毎日ステージが続いています。
 今日は大阪の自主企画ステージでした。元気な南大阪の皆さんががんばって200人の人を集めてくださいました。初めての地域でこの人数はすごい!しかもネットやメールなどの現代的広報ツールを持たない皆さんの人海戦術で展開したのでした。
 ありがたいことです。
さて、ここで重大発表です。
 「地球のステージ」~「番外編」の制作発表です。
 これまで、語ってきたのに時代の流れとともに語らなくなってしまった国や人々。古くはヴェトナム編やイラク湾岸戦争篇などもありましたが、それはさすがに時代とともに淘汰されていった話です。
 しかしよく考えると、時代の流れとは関係なく普遍的な内容に触れているけれど、新しい話が来てしまったために押し出されてしまった「篇」がいくつかあり、それをまとめると、十分一つのシリーズになることがわかりました。
 題して「番外編」いよいよ島耕作のようになってきましたね。
オープニング 「世界の片隅から」
 ~世界の美しい映像、ネパールの人々、そして紛争、貧困の中でも懸命に生きる人々の姿、ダイジェスト版。これは今年のグローバルフェスタ2010in日比谷公園で初演した作品です。オープニングにふさわしいハイビジョン映像と珍しい3拍子の新曲「世界の片隅から」です。
アフガニスタン篇 曲「陽炎」
 ~アフガン空爆直後の救援。出逢った子どもたち。ザーフェルは大人たちにチェスを挑んで負け無し、開店休業の肉屋のおじさんを支えていた。
 暗くなりがちな避難民キャンプで水タンクをならしながら自ら歌う小さな姉妹。「だって音楽があった方が、大人が笑ってくれるんだよ!」
 物乞いかと思いつつ、食べ残しを渡した少女。「これはね、大切な仕事。この土地で出来た食べ物はみんなのもの。残った食べ物をもらうことは卑しいことじゃない。とっても大切な仕事なんだよ」
 圧倒されるアフガンの子どもたちの生きざま
南アフリカ篇 曲「アフリカ」
 黒人居住区で暮らすみんな。小学校の子どもたちの願い。「僕たちのジャッキー先生はとっても一生懸命教えてくれてるんだ。そこでお願いが一つ。どうか僕たちの先生にお給料を払ってあげてくれないかなあ」
 同じくソウェトで福祉施設を営むピンキー先生。
 「私の子どもは障がいを持って生まれてきたよ。それは神様からのプレゼントだ。そして、一人の障がいをもつ子どもの世話をするのも、20人の世話をするのも同じ。だから、この施設をつくったよ」
 まるで、ゴッドマザーの風格。
ルワンダ篇 曲「あしたへ」
 ツチ族、フツ族間の憎しみ合いの中で起きた大虐殺。そこを生き抜いた高校生たちが繰り広げる合唱。そこには「私たちが伝えていかなくて、誰が伝える」という強い意志があった。そして19歳のボナの夢は「エンジニアになること」。それはITなどのシステムエンジニアではなく、建設のエンジニア。「ちゃんと目に見える、道路、橋、そして学校をつくれる人になりたいんだ!」
 憎しみの連鎖を断ち切ろうとする高校生たち。
旧ユーゴスラビア篇:再演 曲「国境に咲く花」
 「ステージ1」の定番であった「旧ユーゴスラビア篇」
 ぼろぼろの靴を見た山形の小学生の「僕の靴をあげてもいいです、どうしたらいいですか?」の問いかけ。
 「何もしないでいい、ただ、僕たちのことを忘れないでいてくれれば、それだけでいいんだよ」
 長距離移動をともに走り抜けてきた運転手、ゴランからのメッセージ。そして「心だけは傷つけられたくない」と絵を描いたニーナが27歳になって、今を生きる。彼女は現在どうしているのか・・・。
国境難民キャンプ篇 曲「アジア・ハイウエイ」
 タイ国境のカンボジア人難民キャンプ「カオイダン」。そこには「折れ曲がった河」しか描けない子どもたちがいる。その本当の理由を教えてくれた、カンボジア人難民、リー・ブンダラー。彼はその後、桑山の友となり、片腕となり、活動を続けた。そして難民キャンプの最後の出国枠に合格して、なんと日本へ定住。今も神奈川県に暮らす。そして日本名、住友正人を名乗るブンダラーの心の内とは
故郷篇6 曲「君がいて僕がいる」(鶴岡一中の生徒会ソングとして桑山がつくった曲)
 心躍らせ入局した「山形大学医学部精神神経科医局」。そこに待っていたのはいじめの構図。その人がいないところで集団で悪口を言い孤立させる手法はまさに「紛争発生の構図」そのもの。
 そこからの脱出。上山病院に拾われ医者としての活路を見つけるものの、次第に勤務時間が減少。イラン震災救援を機に「非常勤の医者でいい!」と、心が決まる。そして、独立開業への路。桑山の医師としての23年の総集編
 人生は自らの意志で決めていくもの。くよくよしないで、文句ばかり言わないで、自分で次の一手を決めていこう!というメッセージ。
いかがでしょうか。
結構これはこれで立派なシリーズになりそうですよね。
そこで、皆様にお願い。
来年の2月3月で、この「番外編」をやりませんか?そこへ向けて一生懸命制作し発表します。複数地でも、やらせてください。まだ2月3月には日程に余裕があります。
「結構4番、5番までやったからな~」という皆様。この機会にこの「番外編」でまた地域の皆さんを沸かせてみませんか!
 ご連絡お待ちしております!
桑山紀彦

地球のステージ、新作発表!」への3件のフィードバック

  1. 是非、番外篇のCDを制作してほしいです。僕は聞いたことのない曲もあるので聴いてみたいです。

  2. すてきなアイディア!  Good Good !
    初演って言ったら・・・・
    考えてみますね!
    今は語られなくなった 「番外編」 いいですね~
    「春夏秋冬」は歌われませんか? まぁ、それでもいいです。(好きなんだけど・・・)
      (ステージ5を視野に入れた「番外編」って、あったのですよ! 桑山さん、覚えていますか?)
    2月~3月  東北は「雪」の季節ですが、なんとか実現したいですね!
    ご参集いただけるみなさま、よろしくお願いします~!!

  3. 「番外編」の内容、いいですねぇ!
    以前語っていたけど、ところてんのように押し出されてしまって、もう聞けないのかなぁと、さびしく思っていました。
    しかも、私の知らない内容もあるし。
    今からよだれが出そうです!
    1月末に、小川高校が予定されてますが、ちょっと間に合わないかなぁ・・・。2月はじめには小美玉市内の中学校もあるけど、立志式なので、やはり立志式バージョンがいいでしょうか・・。
    日々のステージと番外編の制作、そして診察と、ちょー多忙になりますね。

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