茨城の高校

今日は茨城の高校でのステージでした。
 いつも強力なステージの助っ人である長谷川さつきさんがPTA会長を務める高校でのステージ。果たして生徒たちはどんな反応をするか、みんなドキドキでした。
小川高校
PTA会長の挨拶
 高校によっては「まともに聞いてくれないよ」とか「ほとんど途中でいなくなっちゃうよ」と言われる前評判のところもあります。
 しかし今日の生徒たちはとても良く聞いたのです。
 
 外見は今どきの高校生っぽく、腰パン、ミニスカート。飛んでる髪型、ひげ、逆立ち・・・あらゆる「高校生」がそこに集まりました。
 しかし公演が始まると見事に静まり返り、結局最後まで静寂の中でステージが続いていきました。誰一人席を立たず、眠る生徒もほとんどおらず…。
 びっくりしたのは父兄や先生の方でした。
 「自分たちの生徒が、集中するとここまでできる!」
 それはうれしい驚きとなって、公演終了後の皆さんの顔の明るいこと。
 さつきさんも、踏ん張ってこのステージを読んだ甲斐があったというものです。
 最後の校長先生が桑山のもとに来ておっしゃいました。
 「いや~、とてもいい公演でした。うちの生徒が日頃では全く学べないものを提供してくれました。おかげさまで2段も3段も前に進めた気がします。生徒たち自身もそうですが、私たち、高校生を見守るものたちにとってもうれしい1日となりました」
 いろんな高校生がいます。時には親や大人の気持ちも知らず、荒れる子もいるでしょう。
 でもきっと彼らにもわかる日が来ると信じたい。
 「今までごめんね。そんんでもって、ありがとう」
 そういってもらえる日を信じて、親も、先生もあきらめずに関わっていくことの大切さを痛感した公演でした。
桑山紀彦

茨城の高校」への6件のフィードバック

  1. 昨日は素晴らしいステージありがとうございました。
    夕方からPTA役員で役員会・反省会?をしました。さつきさんから、実は、桑山さんには生徒の態度が悪かったら途中で終わって貰っていいです。そのようにお願いしてあったと聞き、さつきさんの心中は穏やかではなかったことと思いました。しかし、その心配の必要は無かったこと、保護者の一人としてとても嬉しく、反省会から帰って、娘に、役員の皆さんも褒めていたと伝えました。
    HPと言うには恥ずかしいものですが、HPを開設しておりますので早速、地球のステージのHPをリンクさせていただきました。事後報告ですが問題ないでしょうか?それと、厚かましいお願いかとは思いますが、この記事の写真を当ブログ E日記七 にお借りできないでしょうか?

  2. 素晴らしい公演になって良かったですね。
    子どもたちは可能性を秘めています。それを引き出してくれる桑山さんに感謝します。
    さつきさん、舞台で挨拶したんですね。スーツ姿カッコイイです!!

  3. 桑山さん、スタッフのみなさん、ありがとうございました。
    みの~れ実行委員会のみなさんも、お手伝いに入ってくださって、本当に心強かったです。
    昨年5月、茨城高P連の総会のお昼休み、だめもとで、校長先生に、「地球のステージ」の開催を打診してみました。
    するとすぐに手帳を取り出して、「この、試験の最終日ならできるな・・・」と、日にちを提示してきました。驚きました。
    これまで、私の係わったいくつかの団体に、ステージの開催をお願いしてきましたが、明確な返事を頂いたことは、ほとんどありませんでした。「会長、ぜひやりましょう。どうせやるなら、地域の方にも見ていただきましょう。」即行でした。5分ほどで、開催が決まりました。
    費用も全額、学校で工面しましょうと言ってくださったのですが、PTAも何かせねば・・・と、文化祭でのバザーの売り上げを費用の一部に充てることを思いつきました。3年生の学年委員長さんにもお願いして、カレーとけんちん汁のお店をお願いしました。
    何よりもありがたかったのは、今年のPTA役員さんたちの、底抜けの明るさと、協力的な姿勢でした。
    子どもの卒業で、PTAも卒業になりますが、いい思い出を、ありがとうございました。
    田楽さん、来年もぜひ、「地球のステージ」やりましょう!!

  4. 眉をひそめたくなるような服装や髪型をしている高校生が,実は純粋な心をもっていて,「本物」には心揺さぶられると言うことでしょうね。桑山さんのステージと,そのために具体的に動いたPTAと,ステージを許可した学校と・・・。そこに生徒達は,「本物」を感じたと思います。
    これで生徒達が大きく変わるというほど,現実は甘くないとは思うけれど,心に小さな波風を立てられたと思います。このさざ波が心に残って,いつか人生のどこかの場面で生きてくれることを祈りたいと思います。
    桑山さん,スタッフの皆さん,PTAの皆さん,お疲れ様でした。

  5. ふとした時や悩んだとき、このステージのことが思い出され、背中を押されたり役に立つ時がくるはずです。そう信じて、PTAや学校は企画したのでしょうね。
    ここの高校生の息子は、当日、ずる休みしてステージを見ていませんが、いつか分かってくれるときが来るのでしょうね。
    田楽ではなく、多楽さんでしたね。失礼しました!
    今日のPTA役員さんとのそば打ち、楽しみにしています。

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