穂高養生園でのワークショップ&ライブ

穂高養生園でのワークショップ&ライブが始まりました。

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 元のうちのスタッフ、桑ちゃんこと桑島愛希子さんが勤める穂高養生園で、「心のケア」~心理社会的ワークショップを行いました。

 参加の皆さんは全国から集まられた9人。いろんな思いを持ちながらここに集われました。

 昨日はオリエンテーションの「座学」のあと「地球のステージ1」。まだお互い知り合ってすぐの状況なので、多少の緊張の中でのステージでした。

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 そして今日は2時間の講座を2回。

 まずは写真言語法。皆さんとっても積極的に取り組んで下さり良い雰囲気の中で進んでいきました。

 続いて描画法。皆さん「忘れられないあの日」の出来事に取り組み、涙も交えながら自分にとって「向き合うべき、あの日」を語って下さいました。

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 心理社会的ケアはいわば「物語化」のための取り組みです。人生の軌跡の上にあるトラウマや苦しみ、哀しみを感情もくっつけて物語とするために描画や粘土などのツールを使っていきます。

 そしてその描画という二次元で描いたものを、午後からの2時間で粘土細工を使い、三次元に立ち上げていきました。

 見事なまでの物語化のプロセスでした。

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 そして夜は7時から「地球のステージ2」。昨日よりもリラックスして良い感じで2番の内容が深まっていきました。最後は「自転車日本一周篇」。

 参加者の香織さんが言いました。

「これまでいろんな出来事があった。でもそれが今回の2泊3日のワークショップとライブで、一つになっていった。」

 それはともすればばらばらに偶発的に起きた人生上の出来事が、実はつながっていたんだという気づきの瞬間だったのだと思います。

 みんなで良い最終日を迎えられそうです。

 

 長野県安曇野にある穂高養生園。そこは日常からふと離れて、これまでの自分を見直し、今の自分を確認するための時間と空間の提供。そしてそれが自然に「未来」につながっていくのだと思います。

 

桑山紀彦

穂高養生園でのワークショップ&ライブ」への1件のフィードバック

  1. 穂高養生園でのワークショップ&ステージに参加させていただきました。
    ステージで、津波や紛争の心のケアで行っていたので、どんなものか知っているつもりでしたが、実際にやってみると、自分の心と向き合う場面も多く、深いものだとわかりました。
    参加者の皆さんも、向上心を持った意識が高い方ばかりで、考えさせられました。
    安曇野の自然と、頂いた食事はとても美味しく、桑ちゃんに会いに、また行きますね。

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