ゆかりさん、九州へ!

昨日から仙台空港発のIBEXの機材故障が深刻で、ひょっとしたら朝一番の福岡空港行きが飛ばないかも知れないという状況の中、早朝の仙台空港に大川ゆかりさんが現れてくれました。

 「六年目の津波篇」でもうご存じの方も多い大川ゆかりさんは、ご自宅と次男の駿君(当時閖上中学校2年生)を亡くしていらっしゃいます。今日は福岡市母と女性教師の会の皆さんが地球のステージ2とそんな大川ゆかりさんの「語り」を呼んで下さいました。

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 予想に反してIBEXは定刻に近く福岡空港に着いたので、レンタカーで太宰府天満宮に向かいました。九州初上陸のゆかりさんと受験シーズンで混む太宰府を歩いていると、息子の駿君がついてきてきてくれているような穏やかな陽の光の中、「飛梅」にはもう梅の花が咲いていました。

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 ステージの二番を終えたあとのゆかりさんの語り。これまで何回か聞いているゆかりさんの語りですが、今日もまた新しい内容と組み合わせ、そして口調でした。毎回聞く度に発見と感動があるゆかりさんの語り。今日も多くの皆さんが涙されていましたが、それは決して悲しいものだけではなく、これから私たちがどう生きていくといいのかの示唆に富むものでした。

 今日は生き残った長男の泰輝(たいき)君の話も聞けてよかったです。

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 みんな、子どもや弟を守れなかったという強い後悔の念を持ち続けています。だからこそ、これからの防災減災、命を大切にしていくための問いかけを大切にしているのです。

 あなたの町で、また大川ゆかりさんや丹野裕子さんの語りを呼んでみませんか?

 

桑山紀彦

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