二本松訓練所

今日はJICA青年海外協力隊、二本松訓練所の定期公演でした。

 平成13年度1次隊から始まったこの定期公演は今年で15年目に入り、今日は平成28年度2次隊の皆さんとのステージでした。

 いつも最高に緊張する訓練所のステージ。それは同じ方向を見ている仲間たちとのステージだと思う気持ちが強いので、余計に緊張するのだと思います。でもその緊張は悪い意味ではなく、「しっかりやろう」

 という気持ちにつながるので、雰囲気がとてもよくなるようです。今日も終わって映像担当の明ちゃんが、

「今日のステージ、なんかとてもよかったなあ。雰囲気といい、空気といい。なんかとってもよかったよ。」

 といってくれるほどの公演で、候補生の皆さんからのFacebookの友だち申請も現在続々頂いており、嬉しい限りです。

 福島でレンタカーを返して東北新幹線に乗り、東京駅について中央線で新宿まで、そして小田急で海老名まで。今日は平日なので会社帰りの皆さんでとても混みます。時間はもう22時を過ぎているのに、みんなこの時間まで仕事をして家路についています。

 一人一人の人生が目の前に…。

 一回しかない人生を、自分が信じた仕事について、日々悩みながらもこうして生きている人間。すごいなあ、と改めて思います。もちろん協力隊に行こうとする人もすごいし、日々の仕事を黙々とこなし、夜の電車に乗って家路に帰っていく人もすごい。つまり、自分で決めた人生を進もうとしている人は、みんなすごいということ。誰かに決められた人生だったらさみしいけれど、どんなに訓練所で自分について悩みながらも、どんなに電車のつり革に眠りこけてしがみついていても、それが「自分で決めたこと」であれば、人間は誇らしいのだと思いました。

 だから自分も勇気を出して、自分で決めていく人生を送りたいと思うのです。

 

桑山紀彦

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