灼熱の東ティモール

今日は東ティモールのお話。

 昨日、東ティモールに入国して、さっそくその灼熱に圧倒されながらももう16年になるこの国との関わりをかみしめました。

 2000年1月に初めて入ったときは町中が黒焦げで、きな臭い臭いが漂っていたディリの町ですが、今は活気あふれる魅力の国になっています。もちろん問題は山積ですがそれでも争いがないことが最大の幸せだと思っています。

 今ではたくさんの協力隊の皆さんが働いている東ティモール。昨日は日曜日なのでみんなと夕食会を開きました。主に保健医療の仕事をされている協力隊6人が集まってくださって、真剣な話しに熱くなりました。国際協力やっている人たちとは、こういったまじめな話しをいつまでもできることが、とっても魅力です。
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 今日は朝からプラデットというNGOを訪ねました。来年からこの団体と組んで様々なトラウマを抱えた人々のこころのケア~心理社会的ケアをやろうと計画中です。東ティモール始まって以来初めてに近いこの「こころのケア」の仕事。改めてこころの元気さがこの国でも求められていることを強く感じます。うちの現地代表、アイダ医師もとってもやる気です。
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 そして久しぶりのバイロピテ病院。

 この病院で初めて働かせてもらったのが2000年1月。ダン先生は今も変わりなくそこにいて、変わりなくたくさんの患者さんを見ていらっしゃいます。70歳になったダンですが、その勢いと熱意は全く変わることがありません。
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 バイロピテ病院も改装と増築でとっても良くなりました。2000年の時は「小屋?」と思った母屋もすっかり病院らしくなりました。我が「地球のステージ」の運転手サビーヌが一所懸命クルマを磨いてくれます。
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 そしてディリ事務所スタッフと会食。

 代表のアイダ、看護師のマヌエル、会計のカーラ、そして運転手のサビーヌ。それから日本人スタッフの菊地陽さん。みんな良き仲間たちです。

 今回の東ティモールは診察というよりも現在の仕事のチェックと、来年以降の案件の形成のための渡航なので視察が多いですが、熊本に思いを馳せながら今、東ティモールで必要とされている仕事をこなしている毎日です。

東ティモールも、元気にやっていきます!

桑山紀彦

灼熱の東ティモール」への2件のフィードバック

  1. 熊本でも東ティモールでも人と人の繋がりの大切さが熱く感じられます。
    その行動力に敬意を表します。

  2. 当ブログの3月31日と4月1日の記事において、桑山氏が以前勤めていた医療機関の退職経緯を説明する記載がありました。
    しかしながら、当該説明は、事実に反する箇所があるのみならず、関係者に対する不当な誹謗・中傷も含まれていました。
    特に、桑山氏が以前勤めていた医療機関の理事を退任したことは双方の合意の上のことであり、以後双方ともに何らの異論を述べないことを誓約した合意文書もかわしています。
    桑山氏が出資した拠出金の返還についても、出資時の契約において返還時期が定められていたことです。
    また、桑山氏が、上記医療機関を退職したのは、桑山氏自身の都合による本人からの申し入れによるものです。医療機関側からの退職勧奨等は一切ありません。
    桑山氏が事実と異なる投稿をされたことは甚だ遺憾です。
    そこで、当医療機関より、桑山氏に対して厳重抗議の上、関係する記載部分の削除を申し入れました。
    その結果、現在当該部分は削除された次第です。
    該当記事を閲覧された皆様にはよろしくご了解くださいますようお願いいたします。
    平成28年4月26日
    医療機関関係者

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