浅間台中学校

今年も残り少なくなってきました。

 それでもステージ公演は続きます。今日は横浜市立浅間台(せんげんだい)小学校でした。
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 この小学校は実に横浜駅から2キロの近さ。丘の上に建ち、目の前にみなとみらい~ランドマークタワーがそびえています。

 そんな都市部にもかかわらず、非常に地域力の強い学校。それが浅間台です。PTA会長さんのお話の中で、

「2年前にどか雪が降りましたよね。あの時、先生方はこれは大変とばかりに早めに出勤して雪かきをしようとしたら、もう既に地域の皆さんが完璧なまでに通学路の雪をかいてくださっていました。」

 誰からともなく、

「この雪では小学生の通学が大変だ」

 とばかりに、自主的に集まってきて雪かきをする。う~ン、恐るべし浅間台。

 そして「地域力の高い学校の子どもたちは、確実に安定し、良く聴ける」というジンクス通りに、今日の小学生はよく聴いてくれました。
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 まず最初にびっくりしたのが、始まる前、先生が、

「静かにしてください」

 と一切言わなくても静かになる。つまり「次は何があるのかな」がちゃんとわかっているのです。そして一番前の1,2年生がしっかり話し合いながらついてくるのにまた驚きました。

 今日のステージはもちろん1番ですが、最近導入している「動く!地球のステージ」版で臨みましたが、動画が出てくるたびに、みんな静まりかえったり、話しあったり。この「動く!地球のステージ」版はもともと小学生にもさらにわかりやすくするために制作したものなのですが、まさに妙案ぴったり!という感じでした。

 トイレも一人一人がすっと立っていくし、やっぱり地域が見守っている学校の子どもたちは本当に落ち着いて成長しています。

 横浜は大都市ですが、こんなふうに地域力を大切にして子どもたちを見守っている学校も、実は多いのです。これから横浜といろんなお付き合いができるといいなあ、と思いながら坂を下りていきました。

 なんだか、暖かい、ほっとした気持ちで横浜駅を出ました。

 年内、あと残すは2公演。

 何れも恒例となった福岡県の2公演です。

 24日は福岡県小郡(おごおり)市の「小郡教会」。山元神父様の公演。そして翌日25日はこれで9年続く福岡県の先生方とのステージ。

 それが終わったらフィリピンに入ります。

 「新フィリピン篇~海に光る星」。これはスラムでミシンの教室を開いた過去の活動のことを語ったシリーズで、最近は公演しなくなっているのですが、とても大切な内容だということで復活することとなりました。

 新しい映像、ドローン映像も含めて新作を制作します。年明けから公演できるように頑張ってつくろうと思っています。

 暖冬のおかげなのか、喉も声も非常に順調で、今年はまだ1回もネブライザーを使用していません。でも暖かい冬は温暖化の再燃で不安が募ります。今ではステージ6番に行った「ケニア温暖化篇」も積極的に公演していく必要を感じる冬です。

 2月にはパレスチナの帰りにクロアチアに住むアリッサに会ってきます。

 旧ユーゴスラビア紛争を描いた篇を復活させること。そしてアリッサの「今」を伝えることで、旧ユーゴスラビア紛争の総括と、戦争の傷跡について触れていきたいと思います。

 皆様にとってもいい年末となりますように。

桑山紀彦

浅間台中学校」への2件のフィードバック

  1. まさに、地球のステージではじまり~地球のステージで終わる1年間。
    息つく間を持たないフル活動~体調不良もなくやれやれ~お疲れ様でした。

  2. 最後の挨拶で全員が起立した写真は
    今までの公演で見たことがありませんでしたので、
    それだけをとってみても浅間台小学校の
    皆さんはお行儀がいいなと思いました。
    私も参加してみたかったですね。
    今年もあと2公演、お疲れ様です。
    来年も楽しみにしています。
    皆様、どうぞ良い年末年始をお過ごしください。

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