関西2公演

今日は年内最後の1日2公演でした。

 先ずは早朝から京都府亀岡の東輝(とうき)中学校。昨年ステージ1番でしたが、すばらしい生徒さんの笑い、泣き、拍手に感動して校門を出る時に、中学生のみんなが輝いて見えたことを強く覚えています。

 今年は寒波来襲でほとんど零度に近い体育館でしたが、みんなよく聴いてくれました。

 今年は生徒会歌「僕ら」へ!をいっしょに歌いました。すばらしい生徒会歌は実は数年前の生徒会が一生懸命つくったものが歌い継がれています。中学生たちが歌詞を持ち寄り、生徒会が鼻歌で歌うものを一生懸命先生がまとめて…。
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 事前にCDと楽譜をいただいていたので、ギターの伴奏は当然でしたが、なかなか時間がなくて四小節しか歌えませんでした。悔しかったですね。そこで来年は全楽章いっしょに歌うことと、みんなの一年間のビデオを作って、それを流しながら歌おうという企画で望むことにしました。校長先生も二つ返事です。やっぱり校長先生がやる気を持っておられると、話が早いです。

 来年も楽しみにしています、すばらしき東輝中学校!

 そして、高速を飛ばして一路大阪の寝屋川へ。寝屋川第三中学校のステージ。こちらは初めての学校です。実は東輝中学校もこの寝屋川第三中学校も青年海外協力隊のOBの先生たちが呼んでくださったものです。訓練所で見ていただいたものが、数年の時を経て、こうして皆さんの勤める学校で読んでいただける。本当に嬉しく思っています。
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 この寝屋川三中は水を打ったような静けさで聞いてくれます。最初から驚きでした。

「なんだこの静けさは!」

 しかもみんなちゃんと顔を上げている。極寒の体育館でも身じろぎもしないで聞いてくれている。感動しました。

 終わってから校長先生がおっしゃいました。

「いや、数年前は本当に荒れていました。私が来た時ももう大変で大変で…。でも先生方の指導力と、地域の方の協力で、ようやくここまで来たんです。」

 最近、全国どこの学校に行ってもあまり「苦労する」ということがなくなってきています。全国的なうねりのように思います。

 思えば2000年の頃はすさまじくどこも荒れていました。でもまた静まって。そして2007年~2008年頃もまた結構いろんなところで苦労していました。でも最近はとてもみんな落ち着いています。

 こうして考えると、どうも7~8年の周期があるように思います。

 人間とは不思議なものです。そしてやっぱり中学生は「生きているなあ」と思う「命の存在」でした。

 また来年寝屋川第三中学校に戻れるといいなあ。

 
桑山紀彦

関西2公演」への1件のフィードバック

  1. おかしな推論ですが・・・落ち着いた時代を経た人が作った環境で育った子供が、社会へ出て同じように落ち着いた環境を必然的に作り出す・・・という連鎖が産まれるような気がします。

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