岐阜の若者たち

今日は岐阜大学医学部の盟友たちが開いてくれた講演に参加しました。
 「地球のステージ」は「公演」ですが、歌わない場合は「講演」と分けているので今日は「講演」です。
 これは、斐太高校出身で岐阜大学医学部にいる上谷くんが中心となり、「青少年育成を考える会~Le Reve」と今回立ち上げた「GIFMSA(ギフムサ)~国際医学生連盟・岐阜」の公式イベントとして、彼らが企画しました。
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 昨年末、メンバーの3人の医学生、尾崎君、長瀬君、松浦君に、教育学部の赤塩君が加わって4人の岐阜県出身大学生が東ティモールのスタディツアーに参加してくれたのですが、その報告会も兼ねていました。
 一言で言えば、
「こんなすばらしいイベント、見たことない」
 というものでした。
 上谷君や我がスタディツアー3人衆の繰り広げるプレゼンテーションの質の高さ。まるで舞うように、静かに語りかける上谷君と、熱く、心を込めて3人で強調しながら伝えようとするスタディツアー3人衆。
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 そんじょそこらの学会のプレゼンなんて吹き飛ばすほどの内容の濃さと、飽きさせない工夫。
 やっぱりこの人たちはすごいなあ・・・。
 うなってしまいました。
 僕はといえば前もって話しあっておいたのですが、まずは高校時代から大学生への「自分探しの時代」のお話と、一番新しい「東ティモール篇」を語らせて頂きました。
 この「東ティモール篇」は、あのアカペトやダン先生が登場する初期の頃のバージョンを再考し、組み直し、新しい知見を加えて再制作した「新作」です。
 今日は歌わないので、ビデオクリップだけつくって流させて頂きました。
 最初に今日も持ち込んだクワッドコプター「Fantom-2」を飛ばして岐大医学や附属病院上空の空撮を出しました。
 撮ったものがすぐに見られます。
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 それは「視野を広げれば、とても多くのものが見える」と言うことを伝えたかったのです。
 そして「視野」には縦方向の視野(チルト)と、横方向の視野(パン)があると言うこと。この双方向の視野の広さは、大きな情報を得ることと同時に、想像力をかき立ててくれると言うこと。
「あの山の向こうに何があるのだろう。」
 そんなふうに思える創造力こそ大切。そのために、この空撮映像を出しました。
 最後はスタディツアー3人衆とディスカッションです。
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 その質問も、そしてその答えもあまりに深く「澄んで」いて、感動しました。
 最後に司会者の僕からの質問。
「日本に行けたら治る病気でも、東ティモールでは治せない病気がある。そんな子どもに出逢ったら、みんなはどうする?」
 国際医療協力を行う上で必ずぶつかる「壁」です。
 尾崎君が言いました。
「今は無理でも、人を育てていくことでいつか東ティモールでも直せるようになることを目指したい。」
 長瀬君が言いました。
「僕たちが関わることで、東ティモールの人がやる気を出し、いつかその病気に立ち向かえるような環境作りをしたい。」
 松浦君が言いました。
「自分にとって後悔しないような、今そこにあるものを精一杯使って自分なりのベストを尽くして臨みたい。」
 どれもすばらしい答えだと思います。医学部4年生でもうこんなことが言えるのか・・・。自分の4年生の頃は何をしていただろう・・・。恥ずかしくなりました。
 これからも、この岐阜の若者たちに幸多からんことを。
 温かい気持ちの中で日帰りの岐阜講演が終わっていきました。
 みんなありがとう。
桑山紀彦

岐阜の若者たち」への1件のフィードバック

  1. 東と西で地球のステージが同時進行。
    根気のいる活動の成果が着実に上がっている~凄いことやっていますね~。

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